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クリニックの患者数が減ったときの原因分析|データで確かめる7つの視点と打ち手

クリニックの患者数が減ったときの原因分析|データで確かめる7つの視点と打ち手
クリニック集客研究所|PATIENT DECLINE
患者数の減少は、推測ではなく
「何が・いつから・どこで」をデータで切り分ける

「先月の新患数が、前年の同じ月よりかなり少ない」――事務長の報告を受けて、院長がまず思い浮かべるのは「近くに新しいクリニックができたからでは」という推測かもしれません。しかし実際には、Googleマップの診療時間が古いままだった、電話がつながりにくい時間帯が増えていた、季節の流行が前年より小さかった、といった別の原因が重なっていることがあります。推測で原因を決めると、効かない施策に費用と時間を使ってしまいます。本記事では、患者数が減ったときに院内で確かめる順番と、季節性・競合の開業・検索での見え方・口コミ・待ち時間・医師やスタッフの変更・制度の変更という7つの視点、原因別の打ち手を整理します。

まず3つに分ける何が・いつから・どこで
7つの視点で確かめる外部の要因と院内の要因
前年同月と比べる1か月の増減で決めない
結論|30秒でわかる患者数減少の原因分析

クリニックの患者数減少の原因分析とは、減ったのが新患か継続受診か、いつから、どの診療・曜日・時間帯で減ったのかをデータで切り分け、原因の候補を一つずつ確かめてから打ち手を選ぶ作業です。原因の候補は、季節性、競合の開業、検索での見え方、口コミ、待ち時間、医師やスタッフの変更、制度の変更の7つの視点で点検すると、見落としを防げます。

  • 延べ患者数を新患と継続受診に分け、前年同月と過去12か月の推移で「いつから」を確かめる
  • レセプト件数・新患数・来院経路・予約と電話の記録・Googleマップ・Search Console・GA4を同じ期間で並べる
  • 外部の要因(季節性・競合・制度)と、自院の要因(検索での見え方・口コミ・待ち時間・人の変更)を分けて確かめる
  • 原因が絞れたら打ち手を1つずつ実行し、変更した日と内容を記録して効果を確かめる
?患者数が減ったのは、近くに新しい医院ができたせいだろうか?
?原因を調べるとき、どのデータをどこから集めればよい?
?原因が分かったら、何から手を打てばよい?
✓先に確認する5つの要点
  • 原因を考える前に、「減ったのは新患か継続受診か」「いつから減ったか」「どの診療・曜日・時間帯で減ったか」の3つを分ける。ここを飛ばすと、原因と関係のない施策を選びやすい
  • 前月との比較だけでは季節の変動と区別できない。前年同月との比較と、過去12か月の推移をあわせて見る
  • 季節性・競合の開業・制度の変更は医院が変えられない外部の要因。検索での見え方・口コミ・待ち時間・医師やスタッフの変更は、医院が手を打てる要因。両方を確かめる
  • 近くの医院の開業は、地方厚生局が公表している保険医療機関の新規指定の一覧や、医療情報ネット(ナビイ)、Googleマップで確かめられる。推測だけで「競合のせい」と決めない
  • 打ち手は1つずつ実行し、変更した日と内容を記録する。同時に複数を変えると、何が効いたのかが分からなくなる
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患者数が減った原因が、Googleマップにないか確かめたい方へ

Googleビジネスプロフィールの表示・電話・ルート検索の推移、診療時間や予約リンクの誤り、公式サイトとの食い違い、近隣の医院との見え方の違いを照合し、確かめる順番を整理します。

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最終確認日:2026年10月15日。Googleビジネスプロフィール・Search Consoleの仕様、厚生労働省や関係機関が公表するデータの掲載場所は更新されることがあります。本記事は運用情報であり、患者数の回復や集患の効果、検索順位を保証するものではありません。

目次

FIRST STEP最初にやること|何が・いつから・どこで減ったかを分ける

原因を考える前に、減ったのは新患か継続受診か(何が)、どの月から減り始めたか(いつから)、どの診療・曜日・時間帯で減ったか(どこで)を分けます。この3つが分かると、原因の候補は大きく絞られます。

1

「何が」減ったか:新患と継続受診に分ける

延べ患者数を、その月の新患と、すでに通院している患者の受診に分けます。新患だけが減っているなら医院の外(知られ方・選ばれ方)、継続受診が減っているなら医院の中(受診体験・予約)に原因がある可能性が高くなります。

延べ患者数だけで判断しない
2

「いつから」減ったか:前年同月と12か月の推移を見る

今月と前年同月の比較に加えて、過去12か月の推移をグラフにします。減り始めた月が分かれば、その前後に院内外で起きた出来事(診療時間の変更、医師の交代、近隣の開業など)と照らし合わせられます。

減り始めた月に印を付ける
3

「どこで」減ったか:診療・曜日・時間帯に分ける

診療内容(一般外来、健診、自由診療など)、曜日、午前・午後で分けて見ます。特定の曜日だけ減っていれば担当医の変更や診療時間の変更、特定の診療だけ減っていれば季節や制度の影響、というように候補が変わります。

全体ではなく内訳で見る

新患と継続受診の考え方は集患と増患の違いで、どちらに先に手を打つかの判断表として整理しています。本記事は、その判断の前提になる「原因の確かめ方」に絞って説明します。

DATA SOURCES原因分析に使うデータと取得元

原因分析に使うデータは、院内の記録(レセプト件数、新患数、来院経路、予約と電話の記録)と、Web上の記録(Googleビジネスプロフィール、Search Console、GA4、口コミ)に分かれます。同じ期間で並べることで、どこで変化が起きたかが見えます。

患者数減少の原因分析に使うデータと、分かること
データ分かること取得元注意点
レセプト件数・延べ患者数全体の増減、診療内容ごとの増減レセプトコンピュータ、電子カルテ算定上の初診と、初めての患者(新患)は一致しないことがある
新患数新しい患者の獲得の増減電子カルテ、予約システム院内で定義を決めて同じ方法で数える
来院経路どの経路の新患が減ったか問診票、Web問診選択肢を途中で変えると比較できない
予約・キャンセルの記録予約数、無断キャンセル、予約が埋まる時間帯予約システム直接来院の患者は含まれない
電話の着信・不在着信電話がつながらなかった件数と時間帯電話機・電話サービスの履歴機種により確認できる範囲が違う
Googleビジネスプロフィールのパフォーマンスプロフィールの閲覧、電話、ルート検索、ウェブサイトのクリックプロフィールの管理画面オーナー確認済みのプロフィールのみ。検索語句の指標は月初に更新
Search Console検索結果での表示回数、クリック数、掲載順位Search Console既定の表示は過去3か月。期間を指定して比べる
GA4サイトの閲覧、予約完了、電話タップGoogleアナリティクス予約完了や電話タップは事前に計測の設定が必要
口コミ・アンケート受診体験の不満の傾向Googleマップ、院内アンケート件数より内容の変化を見る

計測が整っていない項目は、原因分析と並行して設定を始めます。予約完了や電話タップは、設定した日以降のデータしか残りません。Googleマップから予約までの計測の組み立てはGoogleマップから予約完了までの計測設計で紹介しています。

7 VIEWPOINTS患者数減少の原因を確かめる7つの視点

原因の候補は、季節性、競合の開業、検索での見え方、口コミ、待ち時間、医師やスタッフの変更、制度の変更の7つの視点で点検します。視点ごとに「疑うサイン」と「確かめるデータ」を決めておくと、院内の誰が担当しても同じ手順で確かめられます。

患者数減少の原因を確かめる7つの視点
視点疑うサイン確かめるデータ要因の種類
1 季節性特定の診療(発熱、花粉症、健診など)だけが、毎年同じ時期に増減する前年・前々年の同じ月の患者数、地域の感染症の流行状況外部
2 競合の開業ある月から新患だけが減り、Googleマップの閲覧や電話も減っている近隣の新規開業の情報、Googleマップでの見え方外部
3 検索での見え方新患が減り、プロフィールの閲覧やサイトの表示回数も同じ時期に減っているプロフィールのパフォーマンス、Search Console、プロフィールの編集履歴自院(一部は外部)
4 口コミ閲覧は横ばいなのに、電話・ルート検索・予約が減っている。低評価が続いている口コミの内容と時期、返信の状況自院
5 待ち時間・予約継続受診が減り、待ち時間や予約の取りにくさへの声が増えている予約システムの記録、不在着信、アンケート自院
6 医師・スタッフの変更担当医の交代や受付スタッフの入れ替わりの後から減っている曜日・担当医ごとの患者数、電話応対の状況自院
7 制度の変更特定の診療・検査・薬に関わる受診だけが、ある時期から変化している診療報酬改定や健診・予防接種の制度の変更時期外部

原因は1つとは限りません。季節の流行が前年より小さく、同時に電話がつながりにくくなっていた、というように重なることがあります。7つすべてを確かめてから、影響が大きそうな順に手を打つのが基本です。

EXTERNAL FACTORS外部の要因|季節性・競合の開業・制度の変更

季節性・競合の開業・制度の変更は、医院が変えられない外部の要因です。ただし「外部のせい」と決める前に、公的なデータや公表情報で事実を確かめ、そのうえで医院としてできる対応を考えます。

季節性:前年同月と地域の流行状況で確かめる

発熱や感染症の受診が多い診療では、流行の大きさが年によって違うため、患者数も年ごとに変わります。前年・前々年の同じ月と比べたうえで、地域の流行状況を確かめます。国立健康危機管理研究機構の「感染症情報提供サイト」では感染症発生動向調査の週報(IDWR)が公開されており、都道府県の感染症情報センターなども地域の情報を公表しています。流行が前年より小さい年に新患が減るのは、医院の努力不足とは限りません。この場合は、流行期以外の受診(慢性疾患の管理や健診)の案内を見直すなど、季節に左右されにくい部分に目を向けます。

競合の開業:公表情報と地図で確かめる

近くに新しい医院が開業したかどうかは、推測ではなく公表情報で確かめられます。地方厚生局は、保険医療機関の新規指定の一覧を月ごとに公表しています(例えば東海北陸厚生局は、直近1年分を県別・月別に掲載しています)。厚生労働省の医療情報ネット(ナビイ)では、所在地や診療科目で医療機関を検索できます。あわせてGoogleマップで、自院の診療科名と地域名で検索し、見え方がどう変わったかを確認します。

開業を確認できた場合も、相手の医院を批判したり、虚偽の報告や口コミの操作をしたりすることは絶対にしません。自院の情報が正確で比べやすいか、診療時間や予約方法が分かりやすいかを見直すことが、医院にできる対応です。観察の仕方は近隣クリニックのGoogleマップを観察する方法で詳しく紹介しています。

制度の変更:変更の時期と、影響を受けた診療を確かめる

診療報酬の改定、健診や予防接種の対象・時期の変更などは、特定の診療の受診に影響することがあります。例えば令和8年度の診療報酬改定は、厚生労働省によると、本体が令和8年(2026年)6月1日、薬価が4月1日に施行されました。制度の変更と時期が重なる診療だけが変化しているかを確かめ、患者への案内(受診のタイミング、必要な手続き)を公式サイトや院内掲示で整えます。制度の内容そのものの解釈は、所管の行政機関の資料で確認してください。

INTERNAL FACTORS院内の要因|口コミ・待ち時間・医師やスタッフの変更

口コミ・待ち時間・医師やスタッフの変更は、医院が直接手を打てる要因です。データに加えて、受付や看護師が日々聞いている患者の声を集めると、数字だけでは見えない原因に気づけます。

口コミ:件数や点数より、内容の変化を見る

プロフィールの閲覧は横ばいなのに電話やルート検索が減っている場合、比べた結果、選ばれていない可能性があります。口コミを時期順に読み、「受付の対応」「待ち時間」「説明」など同じ内容の指摘が続いていないかを確かめます。指摘が事実であれば、返信より先に院内の改善が必要です。低評価への返信と院内での対応はクリニックの低評価口コミ対応で扱っています。

待ち時間・予約・電話:取りこぼしを記録から見つける

予約システムで予約が埋まる時間帯と無断キャンセルの推移を、電話機の履歴で不在着信の件数と時間帯を確認します。電話がつながらなかった患者の多くは、記録に残らないまま他院を受診しています。不在着信が多い時間帯は、受付の人数や電話の受け方を見直す候補です。待ち時間の案内はクリニックの待ち時間対策、電話の受け方はクリニックの電話対応マニュアルで具体例を紹介しています。

医師・スタッフの変更:曜日と担当で分けて見る

担当医が交代した曜日だけ患者数が減っている場合、患者が担当医の変更を知らない、または新しい担当医の情報が公式サイトやプロフィールに載っていない可能性があります。受付スタッフが入れ替わった時期から電話の不在着信が増えている場合は、引き継ぎや応対手順の問題が考えられます。担当医表の更新と、変更を患者に伝える院内掲示・公式サイトのお知らせを確認します。

NARROW DOWNデータの組み合わせで原因を絞り込む

1つのデータだけでは原因は決まりません。新患・継続受診・プロフィールの閲覧・電話・サイトの表示など、複数のデータの動きの組み合わせから、可能性の高い原因を絞り込みます。

データの動きの組み合わせと、可能性の高い原因
データの動き可能性の高い原因次に確かめること
新患が減少、プロフィールの閲覧も減少、継続受診は横ばい検索での見え方の変化、近隣の開業プロフィールの情報と編集履歴、近隣の新規開業、検索結果の見え方
新患が減少、閲覧は横ばい、電話・ルート検索が減少比べたときに選ばれていない口コミの内容、写真、診療時間と予約方法の分かりやすさ
新患が減少、サイトの予約ページの閲覧は横ばい、予約完了が減少予約の入力画面や予約枠の問題予約システムの変更、エラー、予約枠の設定
継続受診が減少、新患は横ばい受診体験、予約の取りにくさ、担当医の変更待ち時間、不在着信、担当医ごとの患者数、アンケート
特定の曜日・時間帯だけ減少診療時間・担当医の変更、その時間帯の電話の取りこぼし担当医表、プロフィールの診療時間、時間帯別の不在着信
特定の診療だけ減少し、前年も同じ時期に減っている季節性前々年の同じ月、地域の流行状況
特定の診療だけ、ある時期から変化制度の変更制度の施行日と患者への案内
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確かめ方の例(仮の状況):ある内科で、6月から新患だけが減り、Googleビジネスプロフィールの閲覧は横ばい、電話が減っていたとします。口コミを読むと、同じ時期から「電話がつながらない」という指摘が続き、電話機の履歴では昼前の不在着信が増えていました。この場合、近隣の開業より先に、昼前の受付体制と電話の受け方を見直すのが合理的です。これは説明のための仮の状況です。

ACTIONS原因別の打ち手と記録の残し方

原因が絞れたら、原因に直接効く打ち手を1つずつ実行し、変更した日と内容を記録します。打ち手の効果は、次の1〜3か月の同じデータで確かめます。

原因別の打ち手と、効果を確かめるデータ
原因主な打ち手効果を確かめるデータ
季節性流行期の受付体制の準備、流行期以外の診療(健診、慢性疾患の管理)の案内前年同月比、診療内容別の患者数
競合の開業プロフィールと公式サイトの情報の正確さ、診療内容や予約方法を比べやすく示すプロフィールの電話・ルート検索、来院経路
検索での見え方誤った情報の修正、停止や非表示の解消、インデックスの確認プロフィールの閲覧、Search Consoleの表示回数
口コミ指摘された点の院内改善、返信のルールづくり、全員への同じ方法での口コミ依頼口コミの内容の変化、電話・ルート検索
待ち時間・予約・電話予約枠と受付体制の見直し、混雑時間帯の案内、電話の受け方の統一不在着信、予約完了、待ち時間の記録
医師・スタッフの変更担当医表とプロフィールの更新、変更の告知、受付の引き継ぎ手順の整備曜日・担当医別の患者数、不在着信
制度の変更患者向けの案内(受診の時期、手続き)を公式サイトと院内掲示で整える該当する診療の患者数、問い合わせの内容

新患の獲得に関わる施策全体の中で何から手を付けるかはクリニックの集患方法を一覧で整理で、患者が医院を選ぶ5段階に沿って整理しています。

実行した打ち手は、日付・内容・担当・理由を1行ずつ記録します。数か月後に患者数が戻ったとき、何が効いたのかを振り返れるのは記録があるときだけです。記録の書式はクリニックMEOの変更履歴テンプレートが使えます。

COMMON MISTAKES患者数減少の原因分析でよくある失敗6つ

01「競合のせい」と推測で決める

開業の有無を公表情報で確かめないまま結論を出すと、院内の原因を見落とします。

02前月比だけで判断する

季節の変動と区別できません。前年同月比と12か月の推移で見ます。

03延べ患者数しか見ない

新患と継続受診のどちらが減ったかで、原因も打ち手も変わります。

04電話の取りこぼしを確かめない

つながらなかった電話は記録に残りにくく、見落とされやすい原因です。

05複数の打ち手を同時に始める

何が効いたのか分からなくなります。影響の大きい順に1つずつ実行します。

06近隣の医院への批判や虚偽の報告をする

ポリシー違反であり、医院の信頼を損ねます。自院の情報と体験の改善に集中します。

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FAQよくある質問

患者数が減ったとき、最初に確認することは何ですか?
最初に、減ったのが新患か継続受診か、いつから減り始めたか、どの診療・曜日・時間帯で減ったかの3つを分けます。延べ患者数を前年同月と比べ、過去12か月の推移をグラフにすると、減り始めた時期が分かります。そのうえで、その時期に院内外で起きた出来事と照らし合わせ、7つの視点で原因の候補を確かめます。
近くに新しいクリニックが開業したかどうかは、どうやって調べますか?
地方厚生局が月ごとに公表している保険医療機関の新規指定の一覧や、厚生労働省の医療情報ネット(ナビイ)で、所在地や診療科目から医療機関を確かめられます。Googleマップで自院の診療科名と地域名を検索し、見え方の変化を確認する方法もあります。開業を確認できても、相手の医院の批判や虚偽の報告はせず、自院の情報と受診体験の改善に集中します。
Googleマップの閲覧数が減ったのは、順位が下がったからですか?
可能性の1つですが、それだけとは限りません。季節によって検索する人の数自体が変わることもあれば、プロフィールの診療時間やカテゴリが変わった、プロフィールが一時的に表示されにくくなった、という場合もあります。まずプロフィールの情報と編集履歴を確かめ、前年同月の閲覧数と比べたうえで、検索結果での見え方を確認してください。
感染症の流行が少ない年に患者数が減るのは仕方がないですか?
流行の大きさは医院が変えられないため、発熱などの受診が前年より少なくなるのは自然なことです。前年・前々年の同じ月と比べ、地域の流行状況とあわせて確かめれば、医院の対応の問題かどうかを切り分けられます。そのうえで、慢性疾患の管理や健診など、季節に左右されにくい診療の案内を見直すことが、医院にできる対応です。
口コミの評価が下がったことが原因でしょうか?
口コミだけで原因を決めず、閲覧数は横ばいなのに電話やルート検索が減っているか、同じ内容の指摘が続いているかをあわせて確かめます。指摘が事実であれば、返信より先に院内の改善が必要です。評価点を上げるための依頼の偏りや、特典付きの依頼はGoogleのポリシーで禁止されているため、全員に同じ方法で依頼する運用を続けます。
原因分析は、どれくらいの頻度で行えばよいですか?
毎月の数字の確認は定例で行い、前年同月と比べて大きな変化があったときや、減少が2〜3か月続いたときに、本記事の手順で原因分析を行うのが現実的です。毎月同じ書式で新患数・継続受診・プロフィールのデータを記録しておくと、分析が必要になったときにすぐ比べられます。院内の出来事もメモしておきます。
原因が特定できない場合はどうすればよいですか?
原因が1つに絞れない場合は、医院が手を打てる要因のうち、確かめた結果で問題が見つかったもの(情報の誤り、電話の取りこぼし、待ち時間など)から順に改善します。同時に、計測が足りずに確かめられなかった項目の設定を進めます。1つずつ実行して記録を残すことで、次に同じことが起きたときの判断材料になります。

SUMMARYまとめ|原因は推測で決めず、データで切り分ける

この記事のポイント
POINT 01何が・いつから・どこで減ったかを最初に分ける
POINT 02前年同月比と12か月の推移で季節性と区別する
POINT 03院内の記録とWebのデータを同じ期間で並べる
POINT 047つの視点で外部と自院の要因をすべて確かめる
POINT 05競合の開業は公表情報で確かめ、批判はしない
POINT 06打ち手は1つずつ、日付と内容を記録する

今日から進めるならこの順番

STEP 0112か月の新患数と延べ患者数を並べる
STEP 02プロフィールの情報と編集履歴を確かめる
STEP 03不在着信と口コミの内容を確かめる
STEP 04原因を1つ選んで打ち手を実行・記録する

患者数が減ったとき、外部の要因に目が向きがちですが、医院が手を打てる原因は、院内の記録とGoogleマップのデータの中に見つかることが少なくありません。何が・いつから・どこで減ったかを分け、7つの視点で確かめ、原因に効く打ち手を1つずつ実行することが、遠回りに見えて確実な道です。Googleマップでの見え方の基本はクリニックMEO完全ガイドにまとめています。

CLINIC MEO DIAGNOSIS

患者数減少の原因がGoogleマップにないか、照合して確かめます

プロフィールの閲覧・電話・ルート検索の推移、診療時間や予約リンクの誤り、公式サイトとの食い違い、近隣の医院との見え方の違いを確認し、直す順番をお渡しします。

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確認した一次情報・公式情報
執筆・編集:クリニック集客研究所(MOCHI ha MOCHIYA)
本記事は一般的な運用情報であり、患者数の回復や集患の効果、Googleによる表示や検索順位を保証するものではありません。
対象:日本国内のクリニック・診療所における患者数減少の原因分析と運用改善。制度の内容や診療報酬の解釈は、所管の行政機関の資料または専門家にご確認ください。
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