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クリニックの再診率・継続受診を高める方法|治療中断を防ぐ説明・予約・フォローの仕組み

クリニックの再診率・継続受診を高める方法|治療中断を防ぐ説明・予約・フォローの仕組み
クリニック集客研究所|RETURN VISITS
継続受診は「お願い」ではなく「仕組み」で支える。
説明・次回予約・リマインド・フォローの4点セット

定期的に通院していた患者が、半年ぶりに来院して「薬がなくなってから、仕事が忙しくてそのままにしていました」と話す――。院長はそのとき、前回の受診で次回の予約を取っていなかったこと、そして患者が来なくなったことに院内の誰も気づいていなかったことに気づきます。治療の中断は、患者の健康にも医院の運営にも影響しますが、その多くは「次はいつ、なぜ来るのか」が伝わっていない、予約や連絡の仕組みがない、といった院内の仕組みの問題です。本記事では、再診率の定義と計算方法、治療が中断する理由、説明・次回予約・リマインド・中断した患者へのフォローの仕組み、個人情報と医療広告への配慮を解説します。

再診率は院内で定義3つの指標を使い分ける
中断の理由を分ける理解・時間・予約・費用・体験
受診回数は目的にしない必要な通院を途切れさせない
結論|30秒でわかる再診率と継続受診の高め方

再診率とは、一定期間に受診した患者のうち、決めた期間内に再び受診した人の割合で、公的な定義はなく院内で計算方法を決めて使う指標です。継続受診を高める方法は、受診回数を増やすことではなく、医学的に必要な通院が途中で途切れないよう、説明・次回予約・リマインド・中断した患者へのフォローを院内の仕組みとして整えることです。

  • 診察の最後に「次はいつ、なぜ来るのか、来られないときはどうするか」を伝え、紙でも渡す
  • 定期的な通院が必要な患者は、その場で次回の予約を取り、変更の方法を案内する
  • リマインドは本人が同意した連絡手段で、病名などを含めずに送る。利用目的は院内掲示などで公表する
  • 予定の時期を過ぎても受診していない患者を毎月抽出し、医師の判断で受診の案内をする
?再診率は、何をどう計算すればよいのか?
?通院が途切れる患者を減らすために、院内で何をすればよい?
?来なくなった患者に連絡してもよいのか?何に注意すべき?
✓先に確認する5つの要点
  • 再診率に決まった計算式はない。「初診後に再診した割合」「予定どおり受診した割合」「通院が途切れた患者の数」を、診療内容に合わせて使い分ける
  • 1回の受診で治療が終わる患者もいるため、再診率の高さそのものを目標にしない。見るべきは「必要な通院が続いているか」
  • 中断の理由は、必要性が伝わっていない、時間が合わない、予約が取りにくい、費用が不安、院内の体験に不満がある、生活が変わった、などに分けられ、理由ごとに打ち手が違う
  • 個人情報保護委員会のガイダンスは、医療機関に対し、患者に利用目的を分かりやすく示すため院内掲示等で公表することを求めている。リマインドや受診の案内に使う連絡先の扱いも、利用目的と同意を明確にする
  • 連絡の内容は予約日時や受診の案内にとどめ、病名・検査名を含めない。割引など費用を強調して受診を誘う案内はしない
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診療時間・臨時休診・予約リンク・電話番号が公式サイトや院内の案内と一致しているかを照合し、再診の患者が予約や受診で迷う原因になっている箇所を整理します。

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最終確認日:2026年10月15日。個人情報の取扱いに関するガイダンスやQ&A、医療広告関連の資料は更新されることがあります。本記事は集患・運用の情報であり、診療上の判断や再診率の改善、個人情報の取扱いや表現の適法性を保証するものではありません。記事中の計算例は仮の数値です。

目次

DEFINITION再診率の定義と計算方法

再診率に公的な決まった定義はなく、医院ごとに計算方法を決めて使う指標です。診療内容に合わせて、「初診後に再診した割合」「予定どおり受診した割合」「通院が途切れた患者の数」の3つを使い分けると、実態を読み違えにくくなります。

「再診率」という言葉は、医療機関向けの資料でよく使われますが、計算の分母と期間が資料ごとに違います。院内で数字を比べられるようにするため、どの指標を、どの期間で、どのデータから計算するかを文章で決めておきます。新患と継続受診を分けて考える基本は集患と増患の違いで整理しています。

継続受診を見る3つの指標(計算式は院内で決める例)
指標計算式の例向いている診療注意点
初診後の再診率ある月の新患のうち、一定期間内(例:3か月以内)に再び受診した人の数÷その月の新患数医院全体の傾向を見る1回で治療が終わる患者も分母に含まれる。急性と慢性を分けて見る
予定受診率次回予約(または予定した受診時期)があった患者のうち、予定どおり受診した人の数÷予定のあった患者数定期的な通院が必要な診療予約の変更・キャンセルの扱いを決めておく
中断患者数定期的な通院が必要な患者のうち、予定の時期を一定期間(例:1か月)過ぎても受診していない人の数慢性疾患の管理、治療計画のある診療転居・転院・入院など、理由のある未受診も含まれる
!

計算例(仮の数値):ある月に次回予約があった定期通院の患者が200人で、予約どおり(変更後の日を含む)に受診した人が176人なら、予定受診率は88%です。残る24人のうち、1か月を過ぎても受診していない人が中断患者の候補になります。数値は考え方を示すための仮のもので、目安や平均を示すものではありません。

WHY PATIENTS STOP治療が中断する理由を分けて考える

治療の中断には、必要性が伝わっていない、時間が合わない、予約が取りにくい、費用が不安、院内の体験に不満がある、生活が変わった、などの理由があります。理由ごとに打ち手が違うため、まず自院で多い理由を確かめます。

治療が中断する主な理由と、院内で打てる手
理由の分類患者の言葉の例院内で打てる手
必要性が伝わっていない「症状がなくなったので、もう大丈夫だと思った」診察の最後に、次の受診の時期と理由を伝え、紙でも渡す
時間が合わない「仕事の終わる時間に間に合わない」診療時間の正確な案内、予約できる時間帯の見直し
予約が取りにくい・待ち時間が長い「予約が取れず、そのうち行かなくなった」その場での次回予約、予約枠の配分、混雑する時間帯の案内
費用が不安「毎回いくらかかるか分からない」検査や受診ごとの費用の目安を受付で答えられるようにする
院内の体験に不満がある「説明が分かりにくかった」「受付の対応が気になった」説明資料、受付の対応の見直し、アンケートでの把握
生活が変わった「引っ越した」「入院していた」転院先への情報提供の案内。理由のある未受診として記録

自院で多い理由を知るには、久しぶりに来院した患者に受付や看護師が「前回から間が空いた理由」をさりげなく聞く、院内アンケートに「通院を続けるうえで困っていること」の設問を入れる、といった方法があります。厚生労働省の受療行動調査(一般病院の患者が対象)でも、待ち時間、医師からの説明の程度、満足度などが調査項目になっており、受診を続けるかどうかに、説明と待ち時間が関わることがうかがえます。患者数の変化から原因を切り分ける手順は患者数が減ったときの原因分析で紹介しています。

EXPLAIN説明|次はいつ、なぜ来るのかを伝える

継続受診の土台は、診察の最後に「次はいつ」「なぜ来る必要があるのか」「来られないときはどうするか」の3点を伝えることです。口頭だけでは忘れられやすいため、受付で同じ内容を確認し、紙でも渡します。

医師が診察室で伝えること

  • 次の受診の時期(「4週間後」「薬がなくなる前」など具体的に)
  • 次の受診で何をするか(結果の説明、検査、処方の見直しなど)
  • 症状がなくなっても受診が必要な場合は、その理由
  • 次の受診の前でも受診してほしい状況

受付・看護師が伝えること

  • 次回の予約日時、または予約の取り方
  • 予約を変更・キャンセルするときの連絡方法
  • 次回の持ち物(お薬手帳、検査結果など)
  • 混雑しやすい時間帯と、比較的待ち時間が短い時間帯

紙で渡す資料は、A5程度の「次回の受診のご案内」1枚で十分です。次回の時期、受診の目的、予約の変更方法、医院の電話番号と診療時間を書く欄を用意し、受付で記入して渡します。病名や検査結果は書かず、必要な場合は医師から直接説明する形にすると、紛失したときのリスクも抑えられます。説明の内容そのもの(医学的な判断)は医師が決めるもので、本記事では扱いません。

NEXT BOOKING次回予約の取り方

定期的な通院が必要な患者は、その日の会計時に次回の予約を取るのが最も確実です。予約の方式(時間予約・順番予約・予約なし)によって取り方が違うため、自院の方式に合わせて手順を決めます。

1

診察室で次回の時期を決める

医師が「4週間後」などの時期を決め、電子カルテや受付への伝票に記録します。時期が決まっていない患者を受付が見分けられるようにします。

時期を記録に残す
2

会計時に日時を確定する

受付で患者の都合を聞き、日時を確定します。仕事などで日時が決められない場合は、「〇月第2週までに予約をお願いします」と期限を伝えます。

決められないときは期限を
3

予約の控えを渡す

予約票、Web予約の確認画面、LINEの通知など、患者が後で確かめられる形で控えを渡します。変更の方法も同時に伝えます。

変更方法もセットで
4

予約がない患者の受診時期も記録する

順番予約や予約なしの医院でも、「次回の受診予定の時期」を記録しておけば、後で中断した患者を見つけられます。

中断の発見につながる
予約方式別の次回予約の取り方
予約方式次回予約の取り方注意点
時間予約会計時に日時を確定し、予約票を渡す定期通院の患者で予約枠が埋まり、新患が取りにくくならないよう枠を配分する
順番予約受診予定の日(または週)を伝え、当日の順番の取り方を案内する当日の取り方が分かりにくいと受診が先延ばしになりやすい
予約なし受診予定の時期を伝え、混雑しにくい時間帯を案内する受診予定の時期を院内で記録し、中断の確認に使う

予約システムの方式ごとの違いはクリニックの予約システムの選び方、電話とWebの使い分けは電話予約とWeb予約の役割分担で詳しく扱っています。

REMINDERリマインドの設計と同意

リマインドは、予約日の前に予約の日時を知らせる連絡です。本人が同意した連絡手段を使い、内容は予約日時と変更の方法にとどめ、病名や検査名を含めないことが基本です。

個人情報保護委員会は、「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイダンス」に関するQ&Aで、患者に利用目的を分かりやすく示す観点から、医療の提供に必要な利用目的についても院内掲示等により公表することを求めていると説明しています。リマインドや受診の案内に連絡先を使う場合も、その目的を院内掲示や問診票で示し、連絡手段は本人の同意を得たものに限る運用にしておくと、患者にも分かりやすくなります。具体的な掲示の文言は、所属する医師会の資料や専門家に確認してください。

リマインドの連絡手段と注意点
連絡手段向いている場面注意点
LINE友だち追加をしている患者への予約のお知らせ友だち追加と通知の同意。配信の内容と頻度のルール
SMS・メール予約システムと連動したお知らせ電話番号・メールアドレスの登録時に、連絡に使うことの同意を得る
電話高齢の患者、重要な予約の確認本人以外が出た場合や留守番電話では、病名や受診内容を伝えない
はがき・手紙年1回の健診など、間隔の長い受診家族が目にすることを前提に、内容を受診の案内にとどめる
NG病名・費用の強調を含む連絡

「〇〇様、糖尿病の定期検査の時期です。今月中のご予約で検査料を割引いたします。」

病名が第三者の目に触れるおそれがあり、費用を強調して受診を誘う表現になっている。

OK予約日時と変更方法だけを伝える連絡

「〇月〇日(〇)〇時のご予約をいただいています。ご都合が変わった場合は、Web予約の画面またはお電話(受付時間〇時〜〇時)で変更をお願いします。〇〇クリニック」

受診内容に触れず、患者が次に取る行動(変更の方法)が分かる。

LINEの配信の設計はクリニックのLINE公式アカウント活用法、無断キャンセルを減らすリマインドの時期や文面はクリニックの無断キャンセル対策で扱っています。

FOLLOW-UP中断した患者へのフォロー

予定の時期を過ぎても受診していない患者は、毎月決まった日に抽出し、医師が連絡の要否を判断したうえで、同意を得た手段で受診の案内をします。連絡は受診を促す1回の案内にとどめ、記録を残します。

1

毎月、中断患者の候補を抽出する

電子カルテや予約システムから、定期通院が必要で、予定の時期を一定期間過ぎても受診していない患者を一覧にします。転居・転院・入院など理由が分かっている人は除きます。

抽出の条件を固定する
2

医師が連絡の要否と優先度を決める

一覧を医師が確認し、受診の案内が必要な患者と、その優先度を決めます。医学的な判断を受付や事務が代わりに行わないようにします。

判断は医師が
3

同意を得た手段で、受診の案内をする

「前回のご受診から時間が空いているため、ご都合のよいときにご予約ください」のように、病名に触れず受診の案内だけを伝えます。電話で本人以外が出た場合は、医院名と折り返しのお願いにとどめます。

病名に触れない
4

連絡の結果を記録する

連絡した日、手段、結果(予約が入った、転院していた、連絡がつかないなど)を記録します。何度も繰り返し連絡することは避け、次の対応は医師と相談して決めます。

繰り返し連絡しない

フォローの目的は、医院の患者数を維持することではなく、必要な治療が途切れたままになっている患者に、もう一度受診のきっかけを届けることです。その目的から外れる連絡(新しい自由診療の案内、キャンペーンの告知など)を、中断した患者への連絡に混ぜないようにします。

EASE OF VISIT通いやすさを整える|時間・待ち時間・情報

説明や予約の仕組みを整えても、通うたびに長く待つ、診療時間が分かりにくい、臨時休診を知らずに来院してしまう、といった体験が重なると通院は続きません。通いやすさに関わる情報と院内の流れを、継続受診の視点で点検します。

  • 定期通院の患者が多い曜日・時間帯と、混雑する時間帯を把握し、予約枠を配分している
  • 混雑する時間帯と、比較的待ち時間が短い時間帯を、院内掲示・公式サイト・LINEで案内している
  • 臨時休診や診療時間の変更を、Googleマップ・公式サイト・院内掲示に同じ日に反映している
  • 処方や検査の結果説明のための受診で、待ち時間を短くする工夫(予約時間の分け方など)をしている
  • 電話がつながりにくい時間帯を把握し、予約の変更をWebやLINEでもできるようにしている
  • 担当医が変わる場合は、事前に患者へ伝え、公式サイトの担当医表を更新している

待ち時間の見える化と案内文はクリニックの待ち時間対策で、Googleマップの臨時休診の設定は臨時休診のGoogleマップ設定で手順を紹介しています。

MEASURE & ROLES効果の確かめ方と院内の役割分担

継続受診の仕組みは、院長・看護師・受付・事務長の役割を決め、毎月同じ指標を確かめることで定着します。数字は前年同月や前月と比べ、仕組みを変えた月を記録しておきます。

継続受診の仕組みの役割分担と、毎月確かめること
担当役割毎月確かめること
院長(医師)次回の時期と理由を伝える。中断患者への連絡の要否を判断する中断患者の一覧、連絡の結果
看護師診察後の説明の補足、次回の持ち物の案内患者からよく聞かれる質問
受付次回予約の確定、予約の控えと変更方法の案内、リマインド予定受診率、無断キャンセル、不在着信
事務長指標の集計、利用目的の掲示や同意の運用の管理初診後の再診率、中断患者数の推移

指標が改善しない場合は、中断の理由の分類に戻り、どの理由が多いかを確かめ直します。なお、継続受診の取り組みは、医学的に必要な通院が途切れないようにするためのもので、受診回数を増やすこと自体を目的にしないことを院内で共有しておきます。患者への案内も医院の名前で行う以上、費用の強調など医療広告ガイドラインで注意が求められる表現は避けてください。基本的な考え方は医療広告ガイドラインをわかりやすく解説で確認できます。

COMMON MISTAKES継続受診の仕組みでよくある失敗6つ

01再診率の高さを目標にする

1回で治療が終わる患者もいます。必要な通院が続いているかを見る指標として使います。

02次回の時期を口頭だけで伝える

会計のころには忘れられがちです。受付で確認し、紙でも渡します。

03中断に誰も気づかない

予定の時期を記録し、毎月抽出しなければ、来なくなった患者は見えません。

04連絡に病名を書く

家族や第三者の目に触れるおそれがあります。予約日時と受診の案内にとどめます。

05同意のない連絡先に案内を送る

利用目的を掲示し、連絡手段は本人の同意を得たものに限ります。

06受診の案内に宣伝を混ぜる

中断した患者への連絡に自由診療やキャンペーンの告知を混ぜると、信頼を損ねます。

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FAQよくある質問

再診率はどのように計算すればよいですか?
公的に決まった計算式はないため、院内で定義を決めます。医院全体の傾向を見るなら「ある月の新患のうち、3か月以内などの一定期間内に再び受診した人の割合」、定期通院の診療なら「次回予約があった患者のうち、予定どおり受診した人の割合」が使いやすい指標です。定義を決めたら、途中で変えずに毎月同じ方法で計算します。
再診率はどのくらいが目安ですか?
診療内容によって大きく異なるため、一律の目安はありません。急性の症状で1回の受診で治療が終わる患者が多い医院では低く、慢性疾患の管理が中心の医院では高くなるのが自然です。他院の数字と比べるより、自院の前年同月の数字や、仕組みを変える前後の数字と比べて、変化を確かめることをおすすめします。
来なくなった患者に、医院から連絡してもよいですか?
医師が必要と判断した受診について、本人が同意した連絡手段で受診の案内をすることは、通院の中断を防ぐ取り組みとして考えられます。利用目的は院内掲示などで公表し、連絡の内容は受診の案内にとどめ、病名を含めないことが基本です。繰り返し連絡することや、宣伝を混ぜることは避けてください。
リマインドの連絡に病名を書いてもよいですか?
避けるのが安全です。SMSやはがき、留守番電話などは、家族や第三者の目や耳に触れることがあります。リマインドの内容は、予約の日時、医院名、変更の方法にとどめ、受診の内容や病名に関する説明が必要な場合は、受診時に医師から直接伝える形にしてください。連絡の文面は院内で統一しておくと安心です。
次回予約を取ると、新患の予約が取りにくくなりませんか?
定期通院の患者の予約で枠が埋まると、新患や急な症状の患者が予約を取りにくくなることがあります。曜日や時間帯ごとに、定期通院の患者向けの枠と、新患・当日の患者向けの枠を分けて配分すると両立しやすくなります。予約の埋まり方を毎月確かめ、配分を見直してください。
継続受診を増やすために、割引や特典を付けてもよいですか?
保険診療を中心とする医院で、受診回数に応じた割引や特典で受診を誘うことは避けてください。費用を強調して受診を誘う案内は、医療広告ガイドラインで注意が求められる表現に当たり得ます。継続受診は、必要性の説明、予約の取りやすさ、待ち時間など、通院を続けやすい仕組みで支えるのが基本です。
中断した患者の抽出は、どのくらいの頻度で行えばよいですか?
毎月決まった日に行うのが現実的です。抽出の条件(対象の診療、予定の時期からの経過期間など)を固定し、医師が一覧を確認して連絡の要否を判断します。連絡の結果を記録しておけば、翌月以降に同じ患者へ繰り返し連絡することを防げ、転院や転居など理由のある未受診も区別できます。

SUMMARYまとめ|必要な通院が途切れない仕組みをつくる

この記事のポイント
POINT 01再診率は院内で定義し、3つの指標を使い分ける
POINT 02中断の理由を分類し、自院で多い理由から手を打つ
POINT 03次はいつ・なぜ・来られないときを、紙でも伝える
POINT 04会計時に次回予約を確定し、変更方法も伝える
POINT 05リマインドは同意した手段で、病名を含めない
POINT 06中断患者は毎月抽出し、医師の判断で1回案内する

今日から進めるならこの順番

STEP 01院内で使う継続受診の指標と定義を決める
STEP 02「次回の受診のご案内」の紙を作る
STEP 03利用目的の掲示と連絡の同意の運用を確かめる
STEP 04翌月から中断患者の抽出を始める

継続受診は、患者の意志の強さに任せるものではありません。次の受診の時期と理由が伝わり、予約が取りやすく、途切れたときに医院が気づける――その仕組みがあって初めて、必要な通院が続きます。新しい患者の入口になるGoogleマップの整え方を含めた全体像はクリニックMEO完全ガイドにまとめています。

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診療時間・臨時休診・予約リンク・電話番号の食い違いを確認し、再診の患者が予約や受診で迷う原因になっている箇所と、直す順番をお渡しします。

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確認した一次情報・公式情報
執筆・編集:クリニック集客研究所(MOCHI ha MOCHIYA)
本記事は一般的な運用情報であり、再診率の改善や集患の効果、Googleによる表示を保証するものではありません。記事中の計算例は仮の数値です。
対象:日本国内のクリニック・診療所における継続受診を支える院内の仕組み。診療上の判断は医師が行い、個人情報の取扱いや個別の表現の適法性は、個人情報保護委員会・所管の保健所の資料または専門家にご確認ください。
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