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患者満足度調査(アンケート)のやり方|質問項目の例と改善・口コミ運用へのつなげ方

患者満足度調査(アンケート)のやり方|質問項目の例と改善・口コミ運用へのつなげ方
クリニック集客研究所|PATIENT SURVEY
患者アンケートは「点数を集める」ためではなく、
次に直す1か所を見つけるために取る

待合に置いたアンケート用紙は、毎月数枚しか集まらない。集まった回答も「とても満足」が並び、何を直せばよいのか分からない――。患者満足度調査(アンケート)がうまく機能しない医院では、目的があいまいなまま、聞き方や集め方が決まっていないことがよくあります。さらに、「満足と答えた患者にだけGoogleの口コミをお願いする」といった運用は、Googleのポリシーで禁止されている選択的な口コミ依頼に当たります。本記事では、アンケートの目的の決め方、受診の段階ごとの質問項目の例、紙・Web・タブレットの実施方法、匿名性の確保、集計から改善までの流れ、口コミの依頼と混同しない運用を、院内ですぐ使える形で解説します。

目的は1つに絞る何を直すための調査か
受診の段階ごとに聞く予約・受付・待ち・診察・会計
口コミ依頼と切り離す回答で依頼先を選ばない
結論|30秒でわかる患者満足度調査のやり方

患者満足度調査とは、受診した患者に、予約・受付・待ち時間・診察と説明・会計・院内環境などの体験を尋ね、医院の改善点を見つけるための調査です。目的を「何を直すために聞くのか」に絞り、受診の段階ごとに具体的な質問を作り、無記名で一定期間すべての患者に同じ方法で依頼し、集計結果から優先度の高い1〜2か所を直して、その結果を患者に伝えるまでを1つのサイクルとして回します。

  • 質問は「満足ですか」だけでなく、待ち時間の長さ、説明の分かりやすさなど、改善につながる具体的な事柄を聞く
  • 回答者を選ばず、一定期間に来院したすべての患者に同じ方法で依頼する
  • 集計は、不満が多く重要な項目から優先順位を付け、改善策と担当・期限を決める
  • アンケートと口コミの依頼は切り離す。満足と答えた人だけに口コミを依頼する運用はGoogleのポリシー違反になる
?アンケートにはどんな質問を入れればよい?
?紙とWeb、どちらで、いつ、誰に頼めばよい?
?アンケートで満足した人に、口コミをお願いしてもよいのか?
✓先に確認する5つの要点
  • アンケートの目的は「改善点を見つけること」。評価を集めて宣伝に使うことや、口コミを増やすことを目的にしない
  • 厚生労働省の受療行動調査(一般病院の患者が対象)は、待ち時間、診察時間、医師からの説明の程度、満足度などを調べている。クリニックの質問項目を考えるときの参考になる
  • 回答者を医院が選ぶと、結果が偏る。一定期間に来院したすべての患者に、同じ方法で依頼する
  • Googleのポリシーは、肯定的なクチコミを選択的に募る行為や、投稿と引き換えのインセンティブの提供を禁じている。アンケートの回答で口コミの依頼先を分けない
  • 改善したことを院内掲示などで患者に伝えると、次回の回答への協力と、医院への信頼につながる
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口コミの依頼方法と返信が、Googleのポリシーに沿っているか確かめたい方へ

口コミの依頼の仕方、アンケートとの関係、返信の内容を、Googleのポリシーとプライバシーの視点で確認し、改善点を整理します。Googleビジネスプロフィールの基本情報の食い違いもあわせて照合します。

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最終確認日:2026年10月15日。Googleのポリシー、厚生労働省の統計調査の内容、個人情報の取扱いに関する資料は更新されることがあります。本記事は運用情報であり、満足度の向上や集患の効果、個別の運用の適法性を保証するものではありません。記事中の計算例は仮の数値です。

目次

PURPOSE患者満足度調査とは|目的を1つに絞る

患者満足度調査は、受診した患者の体験を尋ねて、医院の改善点を見つけるための調査です。最初に「今回の調査で何を直したいのか」を1つに絞ると、質問・対象・時期・集計の方法が自然に決まります。

患者満足度調査
受診した患者に、予約から会計までの体験や医院の環境について尋ね、改善に役立てる調査。紙やWebのアンケートで行うのが一般的です。
満足度の質問
「満足」「やや満足」などの段階で、体験の評価を尋ねる質問。全体の傾向をつかむのに向いています。
事実の質問
「待ち時間は何分くらいでしたか」「次回の受診時期の説明はありましたか」など、起きたことを尋ねる質問。改善策に直結しやすい質問です。
自由記述
患者が自由に書く欄。数字では分からない理由や具体的な場面が書かれ、改善のヒントになります。
調査の目的の例と、重点的に聞く内容
目的の例重点的に聞く内容結果を使う場面
待ち時間への不満を減らしたい実際の待ち時間、待ち時間の案内の有無、許容できる待ち時間予約枠の配分、混雑時間帯の案内
通院が途切れる理由を知りたい次回の受診時期の説明、予約の取りやすさ、通院で困っていること説明資料、次回予約の運用
受付の対応を見直したい受付の説明の分かりやすさ、電話のつながりやすさ受付の研修、電話の受け方
新しい取り組みを評価したいWeb予約やWeb問診の使いやすさ運用の見直し、案内の改善

目的に「口コミを増やしたい」「満足度の数字を広告に使いたい」を入れないことが大切です。前者はGoogleのポリシーとの関係で問題になる運用を招きやすく、後者は医療広告の規制との関係で慎重な判断が必要になります。

QUESTION DESIGN質問項目の設計|受診の段階ごとに聞く

質問は、予約・電話、受付、待ち時間、診察と説明、会計、院内環境、情報の分かりやすさ、全体と自由記述のように、受診の段階ごとに並べます。各段階で「満足度」と「事実」の質問を組み合わせると、改善策を決めやすくなります。

厚生労働省の受療行動調査は、全国の一般病院の外来・入院患者を対象に3年ごとに行われ、外来患者には診察までの待ち時間、診察時間、受診の目的、病院を選んだ理由、医師からの説明の程度、満足度などを尋ねています。対象は病院ですが、患者の体験を、待ち時間・説明・満足度といった段階に分けて尋ねる考え方は、クリニックのアンケートにもそのまま使えます。

受診の段階ごとの質問の考え方
段階満足度の質問事実の質問
予約・電話予約の取りやすさ予約の方法(Web・電話・LINE・予約なし)、電話がつながったか
受付受付の対応受付での説明は分かりやすかったか
待ち時間待ち時間の長さおおよその待ち時間、待ち時間の目安の案内があったか
診察・説明医師の説明の分かりやすさ質問しやすかったか、次回の受診時期の説明があったか
会計会計の流れ費用の説明は分かりやすかったか
院内環境清潔さ、過ごしやすさ案内表示は分かりやすかったか
情報来院前の情報の分かりやすさ来院前に見た情報(公式サイト、Googleマップなど)

質問の数は、回答に2〜3分で答えられる15〜20問程度が目安です。多すぎると回答が途中で止まり、少なすぎると改善策を決める材料が足りなくなります。回答の形式は、「満足・やや満足・どちらともいえない・やや不満・不満」の5段階など、全質問でそろえると集計しやすくなります。

EXAMPLESそのまま使える質問項目の例

次の質問例は、一般的な外来のクリニック向けに、受診の段階ごとに並べたものです。自院の目的に合わせて、重点を置く段階の質問を増やし、関係の薄い質問は削って使います。

患者満足度調査の質問項目の例(回答形式付き)
No.質問回答形式
1本日の受診は、初めてですか、2回目以降ですか初めて/2回目以降
2本日はどの方法で予約しましたかWeb/電話/LINE/予約なし
3予約の取りやすさはいかがでしたか5段階
4お電話をいただいた方:電話はつながりやすかったですか5段階/電話していない
5受付の対応はいかがでしたか5段階
6受付から診察までの待ち時間は、おおよそどのくらいでしたか15分未満/15〜30分/30〜60分/60分以上
7待ち時間の長さはいかがでしたか5段階
8待ち時間の目安について、案内はありましたかあった/なかった/覚えていない
9医師の説明は分かりやすかったですか5段階
10診察で、聞きたいことを質問しやすかったですか5段階
11次回の受診の時期について、説明はありましたかあった/なかった/次回の受診はない
12看護師の対応はいかがでしたか5段階
13会計の流れや費用の説明は分かりやすかったですか5段階
14院内の清潔さはいかがでしたか5段階
15院内の案内表示は分かりやすかったですか5段階
16来院前に、どの情報をご覧になりましたか(複数回答)公式サイト/Googleマップ/医療情報のサイト/見ていない/その他
17来院前に見た情報(診療時間・場所・予約方法など)は分かりやすかったですか5段階/見ていない
18本日の受診全体について、いかがでしたか5段階
19通院を続けるうえで、困っていることはありますか自由記述
20当院に改善してほしいことがあれば教えてください自由記述

質問文は、医院に都合のよい答えを誘導しない中立的な言い方にします。例えば「丁寧な説明はいかがでしたか」は、説明が丁寧だった前提で聞いているため、「医師の説明は分かりやすかったですか」とします。来院前に見た情報を聞く質問は、公式サイトやGoogleマップの情報が役に立っているかを確かめる手がかりにもなります。新患の来院経路の聞き方はWeb問診の導入ガイドで扱っています。

METHOD実施方法|紙・Web・タブレットの比較

実施方法は、紙・Web(QRコード)・院内のタブレットの3つが代表的です。患者層と院内の手間で選び、どの方法でも「一定期間、すべての患者に同じ方法で依頼する」ことを守ります。

アンケートの実施方法の比較
方法向いている場面注意点
紙(会計時に配布、回収箱)高齢の患者が多い、スマートフォンを使わない患者がいる集計の手間がかかる。回収箱は受付から見えない場所に置く
Web(QRコード付きの案内を配布)働く世代・子育て世帯が多い、集計を自動にしたい帰宅後の回答になりやすく、回答率が下がることがある
院内のタブレット待ち時間や会計待ちの間に回答してもらいたい他の患者やスタッフから画面が見えない配置にする。消毒の手間
  • 実施期間を決める(例:2週間)。期間中に来院したすべての患者に依頼し、医院が回答者を選ばない
  • 依頼のタイミングをそろえる(例:会計時に受付が案内用紙を渡す)
  • 「回答は任意で、受診に影響しないこと」「無記名で回答できること」を案内に書く
  • 子どもの受診では保護者に、付き添いの家族がいる場合は誰が答えるかを決めておく
  • 同じ患者に期間中何度も依頼しないよう、2回目以降の受診では案内しないなどのルールを決める

PRIVACY匿名性と個人情報の扱い

患者満足度調査は無記名を基本にし、正直な回答を得やすくします。自由記述に病名や個人を特定できる内容が書かれることもあるため、回答用紙やデータの保管と閲覧の範囲を決めておきます。

✓ 行うこと
  • 無記名で回答できるようにし、その旨を案内に書く
  • 連絡を希望する人だけが名前と連絡先を書ける任意の欄にする
  • 回答の保管場所、閲覧できる人、保管期間を決める
  • Webで実施する場合は、回答データの管理者と保存先を確認する
× 避けること
  • 受付の目の前で回答してもらい、その場で回収する
  • 筆跡や受診日時から回答者を探し出そうとする
  • 自由記述をそのまま院内に掲示する
  • 回答の内容によって、受付や診察での対応を変える

連絡先を書いてもらう場合は、何のために使うのか(例:いただいたご意見への回答のため)を用紙に書き、その目的以外に使わないようにします。医療機関の個人情報の扱いは、個人情報保護委員会と厚生労働省が示している医療・介護関係事業者向けのガイダンスに沿って、院内のルールを確認してください。

ANALYZE & IMPROVE集計から改善までの流れ

集計では、質問ごとの不満の割合と、自由記述の内容の分類を見ます。「不満が多い」かつ「患者にとって重要」な項目から優先して改善策を決め、担当と期限を決めて実行し、結果を患者に伝えます。

1

質問ごとに集計する

5段階の質問は、「やや不満」と「不満」の合計の割合を出します。平均点よりも、不満の割合のほうが改善の対象を見つけやすくなります。初診と再診で分けて集計すると、違いが見えることがあります。

不満の割合を見る
2

自由記述を分類する

自由記述を「待ち時間」「受付」「説明」「会計」「院内環境」「予約・電話」などに分類し、件数を数えます。同じ内容が複数あるものは、優先度が高い候補です。

同じ声が複数あるか
3

優先順位を付けて改善策を決める

不満の割合が高く、受診の継続や安全に関わる項目を優先します。改善策は「誰が・いつまでに・何をするか」まで決め、一度に多くを変えず1〜2か所に絞ります。

1〜2か所に絞る
4

改善したことを患者に伝える

「いただいたご意見と、当院で改善したこと」として院内掲示や公式サイトのお知らせで伝えます。個人が特定される書き方は避け、改善の事実を中心に書きます。

声が届いたことを示す
!

集計例(仮の数値):2週間で回答が120件集まり、「待ち時間の長さ」に「やや不満」「不満」と答えた人が36件(30%)、「医師の説明」は6件(5%)だったとします。自由記述でも待ち時間の案内がないという声が複数あれば、まず混雑時間帯の案内と待ち時間の目安の掲示から改善する、と決められます。数値は説明のための仮のものです。

待ち時間の案内の具体例はクリニックの待ち時間対策、通院が途切れる理由への対策は再診率・継続受診を高める方法で紹介しています。

REVIEWS口コミの依頼と切り離す|レビューゲーティングにしない

アンケートの回答で「満足」と答えた患者にだけGoogleの口コミを依頼する運用は、肯定的なクチコミを選択的に募る行為として、Googleのポリシーで禁止されています。アンケートと口コミの依頼は、目的も方法も切り離します。

Googleマップの「禁止または制限されているコンテンツ」は、顧客からの否定的なクチコミの投稿を妨げたり、肯定的なクチコミを選択的に募ったりする行為や、クチコミの投稿と引き換えに割引などのインセンティブを提供する行為を禁じています。このような、評価の良い人だけを口コミの投稿へ誘導する仕組みは「レビューゲーティング」と呼ばれます。

NGアンケートの結果で口コミの依頼先を分ける

Webアンケートで「満足」「やや満足」を選んだ人にだけ、最後の画面でGoogleの口コミの投稿画面へのリンクを表示し、「不満」を選んだ人には院内向けの意見欄だけを表示する。

肯定的なクチコミを選択的に募る仕組みになっている。回答者全員に同じ案内を出していない。

OKアンケートと口コミの依頼を独立させる

アンケートは院内の改善のために無記名で実施する。口コミの依頼は、アンケートとは別に、来院した方全員に同じ案内カードで行い、評価の良し悪しに関係なく投稿できることを伝える。

回答の内容で依頼の有無が変わらない。特典も付けない。

また、アンケートの結果を「満足度〇%」として公式サイトや広告に載せることは、医療広告の規制との関係で慎重な判断が必要です。載せる前に所管の保健所や専門家に確認するか、院内の改善の報告にとどめるのが安全です。レビューゲーティングの考え方はGoogle口コミのレビューゲーティングはNG、正しい依頼方法はGoogle口コミを依頼する方法で詳しく扱っています。

ANNUAL CYCLE年間の運用と変化の追い方

アンケートは、同じ質問・同じ方法で定期的に行うと、改善の効果を数字で確かめられます。年に1〜2回の定期実施を基本に、大きな変更(予約システムの導入など)の前後で追加の調査を行います。

患者満足度調査の年間運用の例
時期行うこと担当の例
実施の1か月前目的の確認、質問の見直し(前回と比べる質問は変えない)、案内用紙の準備事務長
実施期間(2週間程度)すべての患者に同じ方法で依頼、回収受付
実施後2週間集計、自由記述の分類、改善策の決定事務長・院長
実施後1〜3か月改善策の実行、院内掲示での報告担当者
次回の実施同じ質問で効果を確認事務長

アンケートの結果は、口コミの内容、電話の不在着信、予約の記録などと並べて見ると、原因の確かめ方が深まります。患者数の変化とあわせて原因を探る手順は患者数が減ったときの原因分析、口コミ対応の院内ルールは口コミ対応ルールブックの作り方で紹介しています。

COMMON MISTAKES患者満足度調査でよくある失敗6つ

01目的を決めずに始める

質問が総花的になり、結果を見ても何を直すかが決まりません。

02「満足ですか」だけを聞く

事実の質問がないと、改善策に結びつきません。待ち時間や説明の有無を具体的に聞きます。

03回答者を医院が選ぶ

結果が偏ります。期間中のすべての患者に同じ方法で依頼します。

04満足した人だけに口コミを依頼する

Googleのポリシーで禁止されている選択的な依頼です。アンケートと切り離します。

05集計して終わる

改善策と担当・期限を決め、実行し、患者に伝えるまでがアンケートです。

06毎回質問を変える

変化を比べられません。比べたい質問は同じ文言で続けます。

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FAQよくある質問

患者アンケートの質問は何問くらいが適切ですか?
2〜3分で答えられる15〜20問程度が目安です。多すぎると途中で回答が止まり、少なすぎると改善策を決める材料が足りなくなります。予約・受付・待ち時間・診察と説明・会計・院内環境の段階ごとに、満足度の質問と事実の質問を組み合わせ、最後に自由記述欄を設けると、数字と理由の両方が集まります。
アンケートは紙とWebのどちらがよいですか?
患者層で選びます。高齢の患者が多い医院では紙、働く世代や子育て世帯が多い医院ではQRコードからのWebが答えやすい傾向があります。両方を用意する方法もあります。どの方法でも、一定期間に来院したすべての患者に同じ方法で依頼し、回答は任意で受診に影響しないことを案内に書いてください。
アンケートで満足と答えた人に、Googleの口コミをお願いしてもよいですか?
満足と答えた人だけに口コミを依頼することは、肯定的なクチコミを選択的に募る行為としてGoogleのポリシーで禁止されています。アンケートと口コミの依頼は切り離し、口コミの依頼をする場合は、アンケートの回答に関係なく、来院した方全員に同じ方法で行ってください。投稿と引き換えの特典も禁止されています。
アンケートの結果を、ホームページで公表してもよいですか?
「満足度〇%」のような数字を宣伝として公式サイトや広告に載せることは、医療広告の規制との関係で慎重な判断が必要です。載せる前に所管の保健所や専門家に確認してください。いただいた意見をもとに改善した事実(待ち時間の案内を始めた、など)を、お知らせとして伝える形であれば、患者への報告として取り入れやすくなります。
どのくらいの頻度で実施すればよいですか?
年に1〜2回、同じ質問と同じ方法で定期的に実施するのが基本です。そのうえで、予約システムの導入や診療時間の変更など大きな変更の前後に追加で実施すると、変更の影響を確かめられます。実施期間は2週間程度に区切り、期間中に来院したすべての患者に依頼すると、時期による偏りを抑えられます。
自由記述に厳しい意見が書かれていた場合、どう扱えばよいですか?
回答者を探し出すことはせず、内容を分類して、同じ指摘が複数あるかを確かめます。事実と異なる部分があっても、患者がそう感じた場面があったと受け止め、受付の流れや説明の仕方に改善できる点がないかを院内で話し合います。改善したことは、個人が特定されない形で院内掲示などで伝えると、意見を書いた患者にも届きます。
アンケートの回答率を上げるにはどうすればよいですか?
質問の数を絞り、会計時に受付が一言添えて案内用紙を渡す、待ち時間に答えられるようにする、といった工夫が役立ちます。回答の特典を付ける場合は、内容や条件によっては回答の偏りを招くため慎重に判断し、口コミの投稿と結び付けることは避けてください。前回の改善の報告を掲示しておくと、協力が得られやすくなります。

SUMMARYまとめ|アンケートは、直す1か所を見つけるために

この記事のポイント
POINT 01目的は「何を直すか」の1つに絞る
POINT 02受診の段階ごとに満足度と事実を聞く
POINT 03期間中のすべての患者に同じ方法で依頼する
POINT 04無記名を基本に、保管と閲覧の範囲を決める
POINT 05不満の割合と自由記述で優先順位を付ける
POINT 06口コミの依頼とは切り離す

今日から進めるならこの順番

STEP 01今回の調査で直したいことを1つ決める
STEP 02質問例から15〜20問を選んで用紙を作る
STEP 032週間、すべての患者に同じ方法で依頼する
STEP 04集計して改善策を1つ決め、結果を掲示する

患者満足度調査の価値は、高い点数を集めることではなく、患者が言葉にしにくかった不便を見つけ、1か所ずつ直し、直したことを伝えることにあります。その積み重ねが受診体験を変え、結果として口コミにも継続受診にも表れていきます。Googleマップでの見え方を含めた全体像はクリニックMEO完全ガイドにまとめています。

CLINIC MEO DIAGNOSIS

口コミの依頼と返信の運用を、Googleのポリシーに照らして確認します

口コミの依頼の方法、アンケートとの関係、返信の内容をポリシーとプライバシーの視点で確認し、あわせてGoogleビジネスプロフィールの基本情報の食い違いを照合して、直す順番をお渡しします。

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確認した一次情報・公式情報
執筆・編集:クリニック集客研究所(MOCHI ha MOCHIYA)
本記事は一般的な運用情報であり、満足度の向上や集患の効果、Googleによる表示を保証するものではありません。記事中の集計例は仮の数値です。
対象:日本国内のクリニック・診療所における患者満足度調査の設計と運用。個人情報の取扱いや、結果の公表と医療広告規制との関係は、所管の行政機関の資料または専門家にご確認ください。
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