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患者本人から「口コミを消したい」と言われたとき|クリニックが案内できる自分の口コミの編集・削除方法

患者本人から「口コミを消したい」と言われたとき|クリニックが案内できる自分の口コミの編集・削除方法
クリニック集客研究所|PATIENT’S OWN REVIEW
「口コミを消したい」と患者に言われたら、
院ができるのは「本人の手順を案内する」まで

「勢いで書いてしまった。消してほしい」「名前が出ているのが怖くなった」「内容を直したい」。受付や電話で患者本人からこう相談されたとき、院が代わりに消すことはできません。できるのは、投稿者本人が自分の口コミを編集・削除する手順を正しく案内することと、院側の返信をどう扱うかを決めることです。本記事では、公式ヘルプに沿った本人による編集・削除の手順、院側が代行できないこと、返信の扱い、院内での対応記録を整理します。

削除できるのは投稿者本人院にも他の患者にも権限はない
案内は「自分の投稿」からGoogleマップのメニュー→自分の投稿→クチコミ
院は代行しないログインを手伝わない、端末を操作しない
?患者から「口コミを消してほしい」と言われた。院で消せる?
?本人が消し方を分からない。受付で一緒に操作してよい?
?患者が口コミを消したら、院の返信はどうなる?
✓先に確認する5つの要点
  • 公式ヘルプでは、投稿したクチコミは自分で削除するまでGoogleマップに表示され、投稿後も編集や変更ができるとされている。編集・削除ができるのは投稿者本人だけ
  • 本人による手順は、Googleマップのメニューから「自分の投稿」→「クチコミ」を開き、該当の口コミの「その他」アイコンから「クチコミを編集」または「クチコミを削除」を選ぶ
  • 院側が代行できることはない。患者のアカウントでのログイン補助、端末の操作、Googleへの「本人の依頼による削除」の申請はできない
  • ポリシー違反により削除された口コミは復元できない、と公式ヘルプに記載がある。本人が削除した場合も同様に扱う前提で案内する
  • 院内では、相談の日付・内容の要旨・案内した内容だけを記録し、口コミの本文や投稿者の詳細は残さない
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本人への案内文面、院がしてはいけないことの線引き、返信の扱い、記録の形式を、院内ルールブックに組み込める形で整理します。

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最終確認日:2026年9月16日。Googleマップの口コミの編集・削除の手順、画面の名称、ポリシーは更新されることがあります。患者に案内する際は、その時点のマップ ヘルプの記載をご確認ください。

目次

WHO誰が口コミを消せるのか

Googleマップ ヘルプ「Google マップでクチコミと評価を追加、編集、削除する」では、投稿したクチコミは、ご自身で削除するまでGoogleマップに表示され、クチコミとそこに含めた評価や写真は、投稿後も編集したり変更したりできるとされています。つまり、編集・削除の権限は投稿者本人のアカウントにあります。

立場できることできないこと
投稿者本人自分の口コミの編集・削除他人の口コミの操作
院(ビジネスオーナー)返信、ポリシー違反の報告口コミの削除・編集、本人の代わりの操作
Googleポリシー違反の審査と削除本人や院の希望だけを理由にした削除
他の患者・第三者閲覧、「役に立った」の評価、ポリシー違反の報告削除・編集

院ができるのは、返信とポリシー違反の報告だけです。本人が「消してほしい」と言っても、院がGoogleに「本人の希望なので消してください」と申請する手続きはありません。ポリシー違反の報告は、内容が違反に該当する場合に限られ、本人の希望とは別の基準です。報告の考え方は削除依頼の手順をご覧ください。

本人への案内は、順位や評価点のための対応ではありません

患者が自分の口コミを消すかどうかは本人の判断です。院が「消してほしい」「残してほしい」と働きかけることは、どちらの方向でも口コミへの関与にあたります。院の役割は、本人が希望したときに正しい手順を案内することに限ります。

HOW TO本人による編集・削除の手順(公式ヘルプ)

公式ヘルプに記載されている、パソコンでの手順の要旨です。スマートフォンのアプリでは画面の配置が異なりますが、「自分の投稿」から辿る流れは共通です。

1

Googleマップを開き、口コミを投稿したアカウントでログインする

投稿に使ったGoogleアカウントでログインしていることが前提です。別のアカウントでは、自分の口コミとして表示されません。

投稿時のアカウントを確認
2

メニューから「自分の投稿」を開く

左上のメニューアイコンから「自分の投稿」を選び、「クチコミ」をクリックすると、自分が投稿した口コミの一覧が表示されます。

一覧に該当の口コミがあるか確認
3

該当の口コミの「その他」アイコンを開く

編集または削除したい口コミの横にある「その他」アイコンをクリックします。

院名を確認してから
4

「クチコミを編集」または「クチコミを削除」を選ぶ

指示に沿って進めます。公式ヘルプには、クチコミを編集すると最終編集時の日付がクチコミの投稿日として表示される、との記載があります。

編集は日付が更新される

公式ヘルプには、ポリシー違反により削除されたクチコミは復元できないとの記載もあります。本人が削除した口コミについても、復元できない前提で案内するのが安全です。「一度消して書き直す」つもりの患者には、削除ではなく編集を案内します。

CASES相談の場面別の対応

患者本人からの相談と、院の対応
相談の内容院の対応注意
「勢いで低評価を書いた。消したい」本人による削除の手順を案内する「消してください」とも「残してください」とも言わない
「内容を直したい」本人による編集の手順を案内する編集内容には関与しない。院の希望を伝えない
「名前が表示されているのが怖い」本人による削除・編集の手順と、Googleアカウントの表示名の設定を案内する院側で表示名を変えることはできない
「消し方が分からない。やってほしい」手順を書いた案内文を渡す。操作は本人が自宅などで行う院の端末や受付で本人のアカウントにログインさせない
「家族が書いた口コミを消したい」投稿した本人(家族)が操作する必要があると伝える家族であっても本人以外は操作できない
「口コミを消すので、〇〇してほしい」(条件付き)条件には応じない。手順の案内だけ行う削除と引き換えの便宜はポリシー違反
「消したいが、投稿したアカウントが分からない」Googleアカウントの確認は本人が行う。院は関与しない院がアカウントの特定を手伝わない

「消してください」と院が言えば削除の働きかけ、「残してください」と言えば口コミへの関与になります。どちらの方向にも院の希望を伝えず、手順だけを案内するのが基本です。

DON’T院がしてはいけないこと

✓ 院ができること
  • 本人による編集・削除の手順を、公式ヘルプに沿って案内する
  • 手順を書いた案内文(紙・公式サイトのページ)を渡す
  • 相談があった事実と案内した内容を記録する
  • 本人が削除した後、院の返信の扱いを決める
× 院がしてはいけないこと
  • 院の端末で本人のGoogleアカウントにログインさせる、操作を代行する
  • 本人のアカウント情報(メールアドレス、パスワード)を聞く・控える
  • 「消してほしい」「残してほしい」と院の希望を伝える
  • 削除と引き換えに、割引・特典・優先対応を提供する
  • Googleに「本人の希望による削除」として報告する(そうした手続きはない)
  • 相談の内容を、口コミへの返信で公開する

本人のアカウントを院の端末で操作することは、アカウント情報の取り扱いと、操作ミスの責任の両面で問題になります。受付で「ここで一緒にやりましょう」は避け、案内文を渡して本人が自分の端末で行う形にします。削除と引き換えの便宜は、Googleのポリシーが禁じる「否定的なクチコミの修正または削除と引き換えのインセンティブ提供」にあたります。

REPLY院の返信の扱い

DELETED本人が口コミを削除した場合

口コミが削除されると、それに対する院の返信も表示されなくなります。院側で返信を削除する操作は不要です。

口コミの控えには「本人により削除」と記録し、返信文の記録はそのまま残す。

EDITED本人が口コミを編集した場合

公式ヘルプによると、投稿者は返信後もクチコミを編集できます。編集後の内容と院の返信が噛み合わなくなることがあります。

返信を編集して現在の内容に合わせるか、短い定型文に差し替える。

返信の編集は、管理画面の口コミ一覧から行います。編集後も審査の対象になります。相談があった事実や「本人が消すと言っている」といった内容を、返信に書くことは避けます。返信の型は口コミ返信とプライバシー配慮、返信後の編集は高評価への返信の型で扱っています。

GUIDE案内に使える文面と資料

受付で口頭説明するより、手順を書いた案内文を渡すほうが、本人にも受付にも負担が少なく、院が操作に関与しない形を保てます。

案内文の例(受付用)

!

Googleマップの口コミは、投稿されたご本人のみが編集・削除できます。
当院で代わりに削除・編集することはできません。ご自身のGoogleアカウントでGoogleマップにログインし、メニューの「自分の投稿」→「クチコミ」から該当の口コミを開き、「その他」アイコンの「クチコミを編集」または「クチコミを削除」をお選びください。詳しい手順は、Googleマップのヘルプ「クチコミと評価を追加、編集、削除する」をご覧ください。なお、一度削除した口コミは復元できない場合があります。

案内文に入れないこと

  • 「削除をお願いします」「ぜひ残してください」といった院の希望
  • 削除や編集の見返りになる表現(次回の優先案内、割引など)
  • 口コミの内容への言及や反論
  • 本人のアカウント情報を院に伝えるよう求める記載

公式サイトの「よくある質問」に同じ内容のページを置き、受付から「こちらに手順があります」と案内できるようにしておくと、電話での相談にも対応できます。ページの作り方は診療科ページの設計で扱ったFAQの考え方と同じです。

RECORD院内での対応記録

相談があった事実は記録しますが、個人情報を含む文書にしないことが前提です。

記録する記録しない
相談の日付と受けた場面(受付・電話)相談者の氏名・カルテ番号・連絡先
相談の要旨(削除希望・編集希望・表示名の不安など)口コミの本文
案内した内容(案内文を渡した、公式サイトのFAQを案内した)相談者のGoogleアカウント情報
その後の口コミの状態(本人により削除・編集・変化なし)相談者と口コミの紐づけ
院の返信を編集した場合はその日付—

記録は、口コミ対応の記録シートに「本人相談」の分岐として加えます。月次の集計では件数だけを扱います。記録の形式は口コミ対応ルールブックの作り方、控えの残し方はプロフィール情報の控え方で扱っています。医療機関の個人情報の扱いは、個人情報保護委員会の資料と自院の個人情報保護方針に従ってください。

COMMON MISTAKESよくある失敗6つ

01受付の端末で本人にログインさせて操作する

アカウント情報の取り扱いと操作ミスの責任が院に生じます。案内文を渡し、本人の端末で行ってもらいます。

02「消してもらえると助かります」と伝える

削除の働きかけです。院の希望はどちらの方向にも伝えません。

03削除の見返りに次回の優先案内や割引を提案する

否定的な口コミの削除と引き換えのインセンティブは、ポリシー違反です。

04Googleに「本人が削除を希望している」と報告する

そうした手続きはありません。報告はポリシー違反該当時のみです。

05返信に「ご本人から削除のご相談をいただきました」と書く

相談の事実を公開することになります。返信は型どおりか、編集して短くします。

06相談者の氏名と口コミを紐づけて記録する

個人情報を含む文書になります。要旨と案内内容だけを記録します。

関連ページも同時に確認

FAQよくある質問

患者本人が「消してほしい」と言っています。院からGoogleに頼めば消えますか?
院からGoogleに「本人の希望による削除」を申請する手続きはありません。編集・削除ができるのは投稿者本人のアカウントだけです。院ができるのは、本人による削除の手順を公式ヘルプに沿って案内することまでです。Googleへの報告という手段はありますが、それは内容がポリシー違反に該当するときのもので、本人が消したいかどうかとは無関係です。
本人が操作に不慣れです。受付で一緒に操作してもよいですか?
おすすめしません。院の端末で本人のGoogleアカウントにログインさせると、アカウント情報の取り扱いと操作ミスの責任が院に生じます。手順を書いた案内文を渡し、本人が自分の端末で行う形にしてください。公式サイトのFAQに手順ページを置いておくと、電話での相談にも案内できます。
本人が口コミを削除したら、院の返信はどうなりますか?
口コミが削除されると、それに対する院の返信も表示されなくなります。院側で返信を削除する操作は不要です。口コミの控えには「本人により削除」と記録し、返信文の記録は残しておきます。
本人が口コミを編集したら、院の返信が噛み合わなくなりました。
公式ヘルプによると、投稿者は返信後もクチコミを編集できます。院の返信は管理画面から編集できるため、現在の内容に合わせて修正するか、感謝と案内だけの短い定型文に差し替えてください。編集後の返信も審査の対象になります。
「消すから、次回は待たずに診てほしい」と言われました。
条件には応じないでください。否定的な口コミの修正・削除と引き換えに便宜を提供することは、Googleのポリシーで禁じられています。手順の案内だけを行い、診療の順番や対応は口コミの有無にかかわらず同じであることを伝えます。相談の要旨は記録しておきます。
家族が投稿した口コミを、患者本人が消したいと言っています。
口コミを編集・削除できるのは、投稿したアカウントの本人だけです。家族であっても、投稿者以外は操作できません。投稿した家族が自分のアカウントで手順を行う必要があることを伝えてください。院が家族に連絡することも避けます。
患者本人の口コミを案内すると、Googleマップの順位に影響しますか?
影響しません。本人が自分の口コミを消すかどうかは本人の判断であり、院はどちらの方向にも働きかけません。手順を案内することは、順位や評価点のための対応ではなく、患者からの相談への誠実な応答です。

SUMMARYまとめ|消せるのは本人だけ、院は手順を案内するまで

この記事のポイント
POINT 01編集・削除は投稿者本人のアカウントだけ
POINT 02手順は「自分の投稿」→「クチコミ」→「その他」
POINT 03院は代行せず、案内文を渡す
POINT 04「消して」「残して」のどちらも言わない
POINT 05削除と引き換えの便宜は禁止
POINT 06記録は要旨と案内内容だけ

今日から進めるならこの順番

STEP 01受付用の案内文を用意
STEP 02公式サイトのFAQに手順を置く
STEP 03してはいけないことを院内で共有
STEP 04記録の分岐をルールブックに追加

患者本人からの「消したい」という相談は、院が口コミに関与できる場面ではなく、本人の権利を正しく案内する場面です。消せるのは本人だけ、院は手順を案内するまで、どちらの方向にも希望を伝えない。この線を受付が守れていれば、患者との関係もポリシーへの適合も保てます。口コミ運用の全体像はクリニックのGoogle口コミ対策にまとめています。

CLINIC MEO DIAGNOSIS

受付用の案内文と、してはいけないことの線引きを、院内ルールに組み込みます

本人相談への対応、返信の扱い、記録の形式を、口コミ対応ルールブックの分岐として整理し、公式サイトのFAQ案と一緒にお渡しします。

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確認した一次情報・公式情報
執筆・編集:クリニック集客研究所(MOCHI ha MOCHIYA)
本記事は一般的な運用情報であり、Googleによる表示や審査・対応の結果を保証するものではありません。
対象:日本国内のクリニックにおける一般的なGoogle口コミ運用。手順や画面は確認日時点の公式ヘルプに基づき、個別の対応結果・検索順位・医療上の判断を保証するものではありません。
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