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クリニックがGoogleマップで見える場所・見えない場所がある理由|距離と位置情報の仕組み

クリニックがGoogleマップで見える場所・見えない場所がある理由|距離と位置情報の仕組み
MEO基礎 / 表示の仕組み

目次

クリニックがGoogleマップで見える場所・見えない場所がある理由

「自院のスマホで検索すると出てくるのに、患者さんからは『地図で見つからない』と言われる」。クリニックのMEOで最初につまずくのが、この食い違いです。結論から言うと、Googleマップの検索結果は検索する人の現在地によって変わる設計で、場所によって見える・見えないが生じること自体は異常ではありません。この記事では、Googleが現在地をどう判断しているか、自分で検索して確かめる方法のどこが当てにならないか、そして本当に問題があるときとの切り分け方を、Google公式情報をもとに整理します。

3つの観点関連性・距離・知名度
5系統の手がかりGoogleが現在地を推定する情報源
月初+約5日検索語句データが見えるまでの目安
Q院内で検索すると上に出るのに、患者さんは「出てこない」と言う。どちらが本当なのか。
Q駅前で検索すると出ないのに、隣の駅では出る。設定を間違えているのか。
Q見え方の差は「正常な仕様」なのか、それとも直すべき不具合なのか。
!先に確認しておきたい5つの要点
  • Googleビジネスプロフィールのヘルプは、ローカル検索結果の掲載順位を「関連性」「距離」「知名度」の3つの観点で説明しています。このうち距離は「検索しているユーザーから各ビジネス拠点までの距離」で、ユーザーの現在地が基準です。
  • Google検索ヘルプによれば、Googleはデバイスの位置情報/Googleアカウントに登録した自宅・職場の住所/過去のアクティビティ/IPアドレスなどから現在地を推定します。つまり「誰がどこで検索したか」で結果が変わります。
  • Google検索セントラルも、関連性は数百の要因で決まり、そこにユーザーの位置情報・言語・デバイスが含まれると明記しています。
  • 院長のスマホでの検索結果は、その端末・そのアカウント・その場所での結果にすぎません。院内から繰り返し自院を検索した結果を「順位」として扱うと、判断を誤ります。
  • 見え方の確認は、感覚ではなくビジネスプロフィールのパフォーマンス(検索語句・閲覧数・経路・通話)という記録側の数字で行うのが基本です。
CHECK FIRST

「見えない」の原因が仕様なのか設定なのか、切り分けからはじめる

プロフィールの状態・カテゴリ・住所・口コミの運用を一度通しで点検すると、直せる項目と直せない要因が分かれます。無料のMEO診断で、確認すべき順番を整理できます。

無料MEO診断で現状を確認する

CONCLUSION見え方が場所で変わるのは、異常ではなく設計

最初に結論を書きます。同じクリニックでも、検索する場所が違えばGoogleマップでの見え方は変わります。これは不具合でもペナルティでもなく、Googleが公式に説明している仕組みそのものです。

Googleビジネスプロフィールヘルプの「ローカル検索結果のランキングを改善するヒント」では、ローカル検索結果の順位は主に「関連性」「距離」「知名度」の組み合わせで決まると説明されています。このうち距離は「検索しているユーザーから各ビジネス拠点までの距離」と定義されており、基準になるのはクリニック側の位置ではなく検索した人の現在地です。患者が動けば、同じクリニックの見え方も動きます。

ウェブ検索側でも同じことが言われています。Google検索セントラルの「In-Depth Guide to How Google Search Works」は、関連性は数百の要因で決まり、その中には「the user’s location, language, and device(ユーザーの位置情報、言語、デバイス)」のような情報が含まれ得ると記しています。同ページは例として、「bicycle repair shops(自転車修理店)」で検索した場合、パリのユーザーと香港のユーザーでは異なる結果が表示されると述べています。国をまたぐ極端な例ですが、同じ原理が区や駅の単位でも働いていると考えてください。

「見えない」と言われたとき、最初に分ける2つ

現場で混乱が起きるのは、性質の違う二つの話が同じ言葉で語られるからです。下の表のどちらの話をしているのかを、最初に確定させてください。

「見えない」の二つの意味と、扱いの違い
話の種類 具体例 判断 この記事での扱い
地点による差 院の前では上位だが、二つ隣の駅では一覧に出てこない 仕組み上起き得る。距離が強く働いている 本記事の中心テーマ
どこでも出ない 院名で検索してもプロフィール自体が見当たらない 仕組みではなく、状態の問題の可能性 切り分け後に専用ページへ
順位が下がった 以前より後ろになった気がする 比較の前提(場所・端末)が揃っていないことが多い 確認手順を揃えてから判断
情報が違う 診療時間や電話番号の表示が実態と合わない 表示位置とは別問題。情報の正確さの問題 プロフィール整備側で対応
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事実と推測を分けておきます。「順位は関連性・距離・知名度で決まる」「距離の基準はユーザーの現在地」は、Googleが公式ヘルプに明記している事実です。一方で「何メートル離れると消える」「半径何kmが商圏」といった数値はGoogleが公表しておらず、本記事でも提示しません。数値で断定する情報には注意してください。

HOW IT WORKSGoogleが「現在地」をどう決めているか

距離がユーザーの現在地基準だとすると、次の問いは「Googleはその現在地をどう知るのか」です。Google検索ヘルプの「Google での検索における位置情報の設定と管理」には、推定に使われる手がかりが複数挙げられています。

Googleが現在地を推定する手がかりと、クリニック側での意味合い
手がかり 公式の説明 院内で検証するときの影響
デバイスの位置情報 スマートフォンやパソコンなどの多くのデバイスは、正確な現在地を把握できる 院内のスマホで検索すれば、自院に最も有利な地点での結果になる
アカウントの自宅・職場住所 自宅や職場の住所を設定していると、その場所にいる可能性が高いときの推定に使われる 院の住所を職場に登録しているスタッフの結果は、患者の見え方と一致しない
過去のアクティビティ Google のサイト、アプリ、サービスでのアクティビティがGoogleアカウントに保存される 自院を何度も検索・閲覧しているアカウントでは、中立な見え方にならない
IP アドレス IP アドレスは基本的に地理情報に基づいており、おおよその現在地の情報を取得されることがある 院内Wi‑Fiのパソコンでの検索は、回線の場所に引っ張られることがある
検索のカスタマイズ ログインしていない場合でも、過去の検索から位置情報が推定されることがある 「ログアウトしたから中立」とは言い切れない

検索結果の下に、何を根拠にした場所かが表示される

同じヘルプページには、検索結果ページの下部に位置情報の根拠が示されるという説明があります。「デバイスに基づく」「ユーザーの場所(自宅)に基づく」「インターネット アドレスに基づく」「過去のアクティビティに基づく」といった表記です。自院を検索して結果を見るときは、まずここを見て「今どこにいることになっているか」を確認するのが、実務上最も手っ取り早いチェックです。

また同ページには、ブラウザで google.com にアクセスし、アドレスバーのサイト情報からサイトの設定を開き、位置情報の許可とブロックを切り替えられることも記されています。Google アカウント側で自宅・職場の住所を編集することもできます。「見え方を揃える」とは、このあたりの条件を意図的にそろえる作業です。

HOW TO CHECK見え方を正しく確認する4ステップ

「見えない」という声を受けたときに、設定をいじる前にやるべき確認の順番です。この順番を守るだけで、不要な変更をかなり減らせます。

1

前提を書き出す

日時、検索した地点(住所レベルではなく「○○駅西口」など)、端末とOS、ブラウザかGoogleマップアプリか、ログインしているアカウント、入力した検索語句。この5つを揃えて初めて比較が成立します。

院内の共有メモにテンプレートを置くと定着します

2

位置情報の根拠を確認する

Google検索結果ページの下部に、「デバイスに基づく」「インターネット アドレスに基づく」などの表記が出ます。意図した地点と違う場合は、その回の結果は検証に使えません。

ブラウザのサイト設定で位置情報の許可・ブロックも切り替えられます

3

患者の動線の地点で見る

最寄駅の改札、バス停、周辺の大きな商業施設など、実際に患者が検索する場所に移動して確認します。ツールでの擬似確認より、実地での1回の方が実態に近い情報になります。

月に1度、同じ地点・同じ時間帯で揃えると推移が見えます

4

記録側の数字で裏を取る

ビジネス プロフィールのパフォーマンスで、検索に使われた検索語句、閲覧数、ルート、通話数、ウェブサイトのクリックを見ます。人の感覚ではなく、実際に患者側で起きた行動の記録です。

経路検索や通話が減っていなければ、体感の低下は思い込みのことも

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パフォーマンスの数字は即時ではありません。Googleビジネスプロフィールヘルプは、「検索」指標は毎月月初に更新され、表示されるまでに5日ほどかかることがあると説明しています。また同じユーザーは1日に1回のみカウントされます。昨日の変更の結果を今日の数字で判断しようとしないでください。

WHAT YOU CAN CHANGE距離は動かせない。動かせるのは関連性と知名度

見え方の差を理解したら、次は「では何をやるのか」です。ここで重要なのは、3つの観点のうち距離だけは院側で操作できないという事実です。移転しない限り拠点の位置は変わりませんし、患者がどこから検索するかも選べません。だからこそ、残りの二つに力を集めることになります。

CONTROLLABLE動かせる

関連性(検索語句とプロフィールの合致度)
カテゴリ、診療メニュー、説明文、住所と地図ピン、属性、写真、ウェブサイト側の記載。Googleは「ビジネス情報の内容が充実していて正確なほど、ローカル検索結果に表示される可能性が高くなります」と述べています。

知名度はリンク数やクチコミ数に基づくとされ、クチコミ数が多く評価の高いビジネスはランキングが高くなると説明されています。ただし口コミの集め方にはルールがあります。

NOT CONTROLLABLE動かせない

距離(検索した人から拠点まで)
患者の現在地は選べません。また、他院の存在や地域の候補数も制御できません。

Googleビジネスプロフィールヘルプは「Google では、ランキングを上げるためのリクエストや金銭の受け取りには一切応じておりません」と明記しています。検索セントラルも同旨の記述を置いています。

関連性を上げるとは、実態を正確に書き切ること

関連性は「検索語句とビジネスプロフィールが合致する度合い」と定義されています。患者が使う言葉と、プロフィールに書かれている言葉が離れていれば、距離が近くても候補になりにくくなります。ここでやるべきはキーワードの詰め込みではなく、実際に提供している診療の内容を、患者が検索する言葉で、正確に書き切ることです。

関連性側で見直せる項目と、確認の観点
項目 確認の観点 よくあるズレ
カテゴリ メインカテゴリが主たる診療実態と合っているか。サブカテゴリは実際に行っているものだけか 開院時のままで、後から始めた診療が反映されていない
診療メニュー 患者が検索する呼び名で登録されているか。院内用語になっていないか 学術的な正式名称だけで、一般的な言い方がない
住所と地図ピン ビル名・階数まで入っているか。ピンが入口付近にあるか ピンが建物の反対側や道路上にある
説明文 診療対象・受付の流れ・アクセスが事実として書かれているか 効果をうたう表現や最上級表現が入っている
ウェブサイト サイト側の住所・診療時間・診療内容がプロフィールと一致しているか プロフィールだけ直してサイトが古いまま

ウェブサイトを後回しにしない理由は、Googleがビジネス情報を一つの場所からだけ取っていないからです。Googleビジネスプロフィールヘルプの情報源の説明では、クロールされたウェブコンテンツなどの公開情報、第三者からのライセンスデータ、オーナーを含むユーザーからの情報など、複数の情報源が使われると説明されています。サイトとプロフィールで記述が齠齬している状態は、それ自体がリスクです。

医療広告の観点を忘れない

関連性を上げたいからといって、説明文や投稿に治療効果をうたう表現や、他院との比較優良を示す表現を入れるのは適切ではありません。医療広告のルールはプロフィールの記載や投稿にも関係します。具体的な表現の可否は、院内の資格者と確認した上で判断してください。

MISTAKESよくある失敗と、やってはいけない対処

「隣駅で出ない」をなんとかしようとして、かえってプロフィールを危うくする対処があります。代表的なものを四つ挙げます。

01サービス提供地域を広げれば広い範囲で出ると思う

Googleビジネスプロフィールヘルプによれば、サービス提供地域を登録できるのは非店舗型またはハイブリッド型のビジネスのみです。拠点からの半径距離での指定はできず、最大20か所まで、境界線は車で約2時間以内に収めるようにとされています。来院してもらうクリニックではそもそも直接の担い手ではありません。

02ビジネス名に地名や診療科を足す

「Google に掲載するビジネス情報のガイドライン」は、名前に営業時間の情報、所在地情報、サービスまたは商品の情報を含めることを認めておらず、含めるとビジネスプロフィールが停止される場合があると記しています。一時的に見え方が変わったとしても、失うものの方が大きい対処です。

03実態のない住所を登録して商圏を広げようとする

同ガイドラインは、遠隔地にある私書箱は使用できず、郵送先住所を借りているだけで実際にサービスを提供していない場合はビジネスプロフィールを利用できないと述べています。分院を出すのでなければ、住所の追加は選択肢になりません。

04日々の変動に反応して毎日設定をいじる

サービス提供地域の編集は承認後に反映まで最長48時間ほどかかることがあり、パフォーマンスの検索語句は月初更新で表示までに5日ほどかかることがあります。変更と結果を対応付けられないペースでいじると、何が効いたのか永久に分からなくなります。

業者提案を受けるときの確認点

「周辺広域で必ず上位表示」「指定エリアでの順位を保証」といった提案を受けたときは、Googleが公式に「ランキングを上げるためのリクエストや金銭の受け取りには一切応じていない」と述べている事実を思い出してください。順位自体を約束できる事業者は存在しません。確認すべきは、何をどこまでやるのか、オーナー権限をどう扱うのか、解約時にプロフィールが手元に残るのか、といった契約の中身です。

TRIAGE正常な変動と「本当に出ていない」の切り分け

ここまでは「場所で変わるのは正常」という話でした。ただし、中には本当に対処が必要なケースも混ざっています。下の分岐で判定してください。

正常な変動と考えてよい

  • 院名で検索すれば、どの地点からでもプロフィールが表示される
  • 院の近くでは一覧に出るが、離れるほど順番が下がる
  • 時間帯や日によって並びが前後する
  • スマホとパソコンで並びが違う

別問題として調べる

  • 院名で検索してもプロフィールが見当たらない
  • 同じ院のプロフィールが複数ある
  • 管理画面に停止や確認待ちの表示が出ている
  • 口コミがまとめて見えなくなった
  • 診療時間や電話番号が自分の覚えと違う

右側に当てはまる場合は、本記事の範囲を超えます。症状ごとの手順をまとめたページが別にあるので、そちらで切り分けてください。逆に左側だけなら、設定を触るのではなく、関連性と知名度を上げる地道な運用に戻るのが正しい判断です。

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患者から「出てこない」と言われたときは、受付で「どこで、なんと入力して探されましたか」を一言聞いてメモしておくと、後で検証できる情報になります。「地域名+診療科」で探していたのか、院名をうれ覚えで入力していたのかで、問題の性質は全く違います。

OPERATION見え方を院内で記録に変える

見え方の話がこじれるのは、毎回違う条件で、違う人が、記録を残さずに見ているからです。逆に言えば、条件を固定して月に1度記録するだけで、議論はすぐに落ち着きます。大がかりなツールは必要ありません。

STEP 1地点を3つ決める
STEP 2月の同じ週に見る
STEP 3パフォーマンスを転記
STEP 4変更と並べて見る

地点は「院内・最寄駅・商圏の外縁」の3つで十分

地点を増やすほど精度が上がるわけではなく、続かなくなるだけです。次の3地点を固定すれば、距離がどう効いているかの当たりはつきます。

月次で固定して見る3地点と、読み取れること
地点 見るもの 読み取れること 注意
院内・院前 地域名+診療科での一覧表示 プロフィール自体が健全に候補になっているか ここで上位だからと安心しない
最寄駅の改札 同じ検索語句での並び 患者の実際の入口で見えているか 駅の反対側に出ると結果が変わることも
商圏の外縁 同じ検索語句での並び どのあたりから候補に入らなくなるか 出なくても異常ではない。境界を知るための観測

検索語句データで、患者の探し方を確かめる

ビジネス プロフィールのパフォーマンスには、ビジネスの検索に使用された検索語句が表示されます。ここは「見え方」を考えるうえで重要な手がかりです。検索語句が院名中心なら、すでに院を知っている人が地図や電話を探している状態で、距離の影響は小さくなります。逆に地域名+診療科のような一般的な語句が多ければ、まだ院を決めていない人に見つけられていることになります。

この二つの比率は、打つ手の優先順位を変えます。院名検索が圧倒的に多いなら、プロフィールの情報精度(診療時間、電話、予約リンク、写真)を整える方が効きます。一般語句が多いなら、カテゴリと診療メニューの粒度、口コミの蓄積が効いてきます。見え方を議論する前に、まずこの比率を見るのが近道です。

数字の扱いに一つだけ注意

パフォーマンスの閲覧数はGoogle検索とGoogleマップでプロフィールを閲覧したユーザーの数で、同じユーザーは1日に1回のみカウントされます。「表示された回数」と「見た人の数」を混同しないでください。

NEXT ACTION次の行動:まず1週間でやること

最後に、今日から順にやればよいことを並べます。いずれも設定を大きく変える作業ではなく、判断の土台を作る作業です。

1

院名検索での健全性を確認する

院名で検索し、自院のプロフィールが出ること、診療時間・電話・住所が実態と一致していることを確かめます。ここが崩れているなら、商圏の話より先に直します。

2

3地点を決めて、今月の基準を取る

院内・最寄駅・商圏の外縁で、同じ検索語句・同じ端末で見て記録します。今後はこれを基準に比べます。

3

検索語句の内訳を見る

パフォーマンスで、院名検索と一般語句の比率を確認します。この比率で、次に手を入れる場所が決まります。

4

変更は1つずつ、日付を残して行う

カテゴリ、診療メニュー、写真などを同日にまとめて変えると、何が効いたのか分からなくなります。変更日を控えておきます。

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FAQよくある質問

院内では1位なのに、駅では上位に出ません。不具合ですか?
不具合ではない可能性が高いです。Googleビジネスプロフィールヘルプは、ローカル検索結果の順位要素の一つとして「検索しているユーザーから各ビジネス拠点までの距離」を挙げています。院内は自院にとって距離が最も短い地点なので、そこでの順番が良いのは自然です。まずは院名で検索してプロフィール自体が健全かを確かめてください。
シークレットモードで見れば、患者と同じ結果が見えますか?
完全には一致しません。Googleマップのヘルプによれば、シークレットモード中は履歴がアカウントに保存されず、アクティビティを利用したカスタマイズも行われません。しかし同ヘルプは、影響するのはGoogleアカウント内のアクティビティであり、インターネットプロバイダや他のアプリの記録には影響しないとも述べています。端末の位置情報やIPアドレスによる地域の違いは残る、と考えてください。
サービス提供地域を設定すれば、その地域で表示されるようになりますか?
サービス提供地域は「ここで上位表示させる」ための設定ではありません。Googleのヘルプでは、登録できるのは非店舗型またはハイブリッド型のビジネスのみで、拠点からの半径距離での指定はできず、最大20か所まで、境界線は車で約2時間以内に収めるようにと説明されています。患者に来院してもらうクリニックでは、まず検討対象にならない設定です。
順位チェックツールの数字は信用してよいですか?
完全に否定する必要はありませんが、「どの地点を仮定した数値か」を確認できない限り、経営判断の根拠にはしにくいです。Googleはこうした順位数値を公式に提供していません。内部での判断は、ビジネスプロフィールのパフォーマンス(検索語句・閲覧数・経路・通話)という実際の行動記録を主軸にすることをお勧めします。
口コミを集めれば、離れた地域でも出るようになりますか?
Googleのヘルプは、知名度はリンク数やクチコミ数に基づき、クチコミ数が多く評価の高いビジネスはランキングが高くなると説明しています。ただし距離の不利をどこまで埋められるかは公表されておらず、保証はできません。また口コミの集め方にはルールがあり、満足した人だけに依頼するやり方は推奨されません。
ビジネス名に「○○駅前」を入れれば、駅周辺で出やすくなりますか?
推奨できません。「Google に掲載するビジネス情報のガイドライン」は、名前に所在地情報やサービス・商品の情報を含めることを認めておらず、含めるとビジネスプロフィールが停止される場合があると記しています。看板に実際に表記されている正式名称を使ってください。
見え方を揃えるのに、院内で何を決めておけばよいですか?
確認時の条件を共通化することです。日時、地点(院内・最寄駅・商圏外縁など)、端末とOS、ブラウザかマップアプリか、ログインしているアカウント、検索語句。この5つを毎回揃えて記録すれば、前回との比較が初めて意味を持ちます。
役所やGoogleに依頼して、表示範囲を広げてもらえますか?
できません。Googleビジネスプロフィールヘルプは「Google では、ランキングを上げるためのリクエストや金銭の受け取りには一切応じておりません」と明記しています。Google検索セントラルも、掲載順位を上げるための支払いは受け付けておらず、ランキングはプログラムによって行われると述べています。

SUMMARYまとめ:場所で変わることを前提に、手を入れる

最後に、現場で使える早見表を置いておきます。声を受けたときに、この表のどの行なのかを先に決めてください。

状況別の判断と、次にやること
起きていること まず確かめる この場合の判断 次の行動
院内では出るが離れた場所で出ない 院名検索でプロフィールが出るか 出るなら、距離の影響として自然 関連性と知名度の運用に戻る
院名検索でも見当たらない 管理画面のステータス表示 表示位置ではなくプロフィールの状態の問題 症状別の切り分けページへ
日によって順番が変わる 前回と同じ地点・端末・語句か 条件が違えば比較にならない 3地点を固定して月次で見る
患者から見つからないと言われた どこで、なんと入力したか 検索語句次第で問題の性質が変わる 受付でヒアリングをメモ化
業者から広域上位を提案された 何をどこまでやる契約か 順位自体の約束は成立しない 作業範囲と権限の扱いを確認
この記事の要点
POINT 01ローカル検索結果の順位は関連性・距離・知名度で決まり、距離の基準は検索した人の現在地
POINT 02現在地は端末・アカウントの登録住所・過去のアクティビティ・IPアドレスなどから推定される
POINT 03院内の自己検索は条件が偏る。シークレットモードでも位置の違いは消えない
POINT 04判断の主軸はパフォーマンスの記録。検索語句は月初更新で表示まで5日ほど
POINT 05ビジネス名への地名追加や実態のない住所登録は、停止リスクを招く
POINT 06Googleは順位を上げるためのリクエストや金銭に一切応じていない
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自院の見え方が「仕様」なのか「改善余地」なのか、一度整理しませんか

カテゴリ、診療メニュー、住所と地図ピン、写真、口コミの運用を通しで確認し、手を入れる順番をご提示します。無料でご利用いただけます。

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確認した一次資料
執筆・編集:クリニック集客研究所(MOCHI ha MOCHIYA)
本記事は一般的な運用情報であり、Googleによる表示や審査結果を保証するものではありません。診療内容・医療広告表現の可否については、必ず院内の資格者とご確認ください。
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この記事を書いた人

クリニック集客研究所(運営:MOCHI ha MOCHIYA)の編集部です。GoogleビジネスプロフィールおよびGoogle検索の公式情報と、医療広告ガイドライン等の一次資料を照合し、クリニックのMEO運用手順を検証して掲載しています。

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