Googleビジネスプロフィールを複数人で運用するときは、共通パスワードを渡さず、担当者それぞれのGoogleアカウントを「オーナー」または「管理者」として招待します。日常更新だけなら管理者、ユーザー追加や削除まで担う責任者はオーナーが基本です。退職者や契約終了先は、引き継ぎを確認してから「ユーザーとアクセス」で削除します。
- 担当者ごとに個別Googleアカウントを使用
- 管理者はユーザー追加・削除ができない
- メインオーナーは1人だけ
- 新規ユーザーの一部操作には7日制限
最終確認日:2026年8月26日。Googleビジネスプロフィールの画面・機能・ポリシーは更新されることがあります。操作時は実際の管理画面とGoogle公式ヘルプも確認してください。
BASIC共有ログインをやめ、役割に必要な最小権限を付ける
Google公式は、パスワードを共有せず各ユーザーが自分のGoogleアカウントでアクセスする方法を案内しています。オーナーは複数設定できますが、メインオーナーは1人です。
管理者はプロフィール編集、口コミ返信、投稿、写真、サービス、パフォーマンス確認など多くの日常操作ができますが、ユーザー追加・削除やプロフィール削除はできません。
新しくオーナー・管理者になったユーザーには、一部の削除・権限変更・メインオーナー移行で7日間の制限があります。人事異動の当日に初めて招待すると引き継ぎが間に合わない可能性があります。
権限を分けても、Googleアカウント自体が乗っ取られればプロフィールは変更され得ます。院内アカウントでは2段階認証を有効にし、復旧用情報と端末管理も担当者個人だけに依存させない体制を整えます。
順位上昇、審査通過、口コミ増加などの結果は保証しません。確認済みの公式仕様と、クリニック運用上の安全な判断手順を分けて説明しています。
DECISION TABLE状況別の判断表
| 状況 | 判断 | 確認点 |
|---|---|---|
| 院内の最終責任者 | メインオーナー | 退職・異動に備え副オーナーも用意 |
| 院内運用責任者 | オーナーまたは管理者 | ユーザー管理が必要ならオーナー |
| 口コミ返信・投稿担当 | 管理者 | 必要な日常操作に限定 |
| 制作会社・運用代行 | 原則管理者 | 契約終了日と削除担当を記録 |
判断に迷うときは、検索対策として有利そうかではなく、患者に表示しても実態との矛盾がなく、第三者へ説明できるかを基準にしてください。
5 STEPS初心者でも進められる実務の5ステップ
現在のアクセス一覧を棚卸し
ユーザーとアクセスを開き、氏名・メール・役割・所属・利用目的を一覧にします。
記録:現役/退職/不明/委託先
役割を最小化
ユーザー管理が不要な担当者は管理者とし、オーナー権限を必要以上に増やしません。
原則:必要最小限
個別アカウントを招待
「ビジネスプロフィールの設定」から「ユーザーとアクセス」を開き、メールと役割を指定します。
操作:その他 → 設定 → ユーザーとアクセス
招待受諾と操作確認
本人が招待を受諾し、必要な投稿・返信・編集だけができるか確認します。
確認:本人端末/二段階認証
退職・契約終了時に削除
引き継ぎ、メインオーナー、連絡先を確認してから対象者を削除し、実施者と日時を記録します。
回収:最終勤務日・契約終了日
OK / NG実務で迷いやすい境界
- 個別アカウントを招待
- 二段階認証を有効化
- 最小権限で運用
- 四半期ごとにアクセス棚卸し
- 共有パスワードを配布
- 退職者を残す
- 委託先をメインオーナーにする
- 不明なメールを放置
医療機関では、一般店舗以上に患者情報の扱いへ注意が必要です。
公開画面へ受診事実・症状・治療内容・氏名などを追加しないことを、作業者全員の共通ルールにしてください。
COMMON MISTAKESよくある失敗と直し方
その人が退職・アカウント喪失すると運用停止につながります。院側で複数の責任者を用意します。
7日制限があるため、余裕をもって追加・受諾を完了します。
Google公式では、削除したユーザーの過去の口コミ返信・投稿等はプロフィールに残ると案内しています。
契約単位で付与日と削除日を決め、終了時チェックに含めます。
CHECKLIST作業前後のチェックリスト
作業前に確認
- アクセス一覧を取得
- メインオーナーを確認
- 役割と所属を確認
- 二段階認証を確認
- 引き継ぎ日を設定
作業後に確認
- 招待受諾を確認
- 必要操作を確認
- 不要ユーザーを削除
- 台帳を更新
- 次回棚卸し日を設定
変更履歴は「前・後・根拠」を一組で残す
管理者・オーナー権限を担当者の記憶だけで運用すると、数週間後に「誰が、なぜ、何を変えたか」が追えなくなります。作業日、担当者、変更前の表示、変更後の値、判断に使った公式情報、院内確認者、公開画面のURLまたはスクリーンショットを一組で保存してください。審査や表示不具合が起きたとき、元の状態へ戻すためではなく、原因を一つずつ切り分けるための記録です。
変更前後の値、操作日時、担当者、根拠、確認画面を残します。複数項目を変更した場合は項目ごとに行を分けます。
反映状態、エラーや通知、患者側での見え方、問い合わせ・予約などの行動を同じ条件で確認します。順位だけで完了判定しません。
トラブル時に作業を止める条件
保存後に再確認要求、停止、第三者による編集、住所や電話の意図しない変更、別院へのリンク、患者情報の露出などを見つけた場合は、追加編集をいったん止めます。現在の画面と通知を保存し、直前の変更と公式ガイドラインを照合してください。焦って複数箇所を連続修正すると、どの操作が審査や表示変化に関係したか分からなくなります。
関連ページも同時に確認
FAQよくある質問
管理者でも口コミ返信できますか?
管理者は他の人を追加できますか?
Googleグループを管理者にできますか?
メインオーナー本人を削除できますか?
SUMMARYまとめ|事実・患者目線・記録の3点で運用
設定を変えること自体を目的にせず、患者が正しい情報を見て迷わず行動できる状態をゴールにします。変更内容と確認日を残し、短期の変動だけで効果を断定しないでください。
プロフィール全体の不一致をまとめて確認しませんか?
基本情報、口コミ、写真、予約導線、公式サイトを横断し、優先順位を整理します。
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「Manage your Business Profile owners & managers」(2026年8月26日確認)
- Google アカウント ヘルプ「2 段階認証プロセスを有効にする」(2026年8月26日確認)
対象:日本国内のクリニックにおける一般的なGoogleビジネスプロフィール運用。個別の審査結果・検索順位・医療上の判断を保証するものではありません。
