Googleマップの営業時間は、院内に人がいる時間ではなく、患者へ対応できる時間を基準にします。毎週の診療枠は通常営業時間、昼休みは同日の時間帯分割、祝日や臨時休診は特別営業時間へ分けると、通常設定を壊さず更新できます。
- 毎週繰り返す診療時間は通常営業時間
- 昼休みは1日を午前・午後に分けて登録
- 祝日・臨時休診(連続6日以内)は特別営業時間
- 連続7日以上・期間未定の休診は臨時休業マーク
- 公式サイト・予約画面・電話案内と一致させる
最終確認日:2026年9月1日。Googleビジネスプロフィールの画面・機能・ポリシーは更新されることがあります。操作時は実際の管理画面とGoogle公式ヘルプも確認してください。
BASIC「患者が来院・連絡できる時間」を表示する
Google公式ガイドラインは、顧客に対応可能な通常の営業時間を入力するよう案内しています。クリニックでは、スタッフの勤務時間や院内作業時間ではなく、患者が受付・受診できる時間を基準に整理します。
一時的に営業時間が変わる場合は、通常営業時間を書き換えず特別営業時間を使用します。Google公式では、祝休日、特別イベント、その他の例外的な状況を対象として示しています。
受付終了が診療終了より早い場合は、患者が誤解しないよう公式サイトや予約ページで受付条件を補足します。GBPの表示だけで複雑な受付条件を完全に伝えようとしないことが重要です。
順位上昇、審査通過、口コミ増加などの結果は保証しません。確認済みの公式仕様と、クリニック運用上の安全な判断手順を分けて説明しています。
DECISION TABLE状況別の判断表
| 状況 | 判断 | 確認点 |
|---|---|---|
| 毎週月曜 9:00〜12:00/15:00〜18:00 | 通常営業時間を2区分 | 昼休みを連続営業にしない |
| 毎週木曜・日曜は休診 | 通常営業時間で休業 | 院内作業があっても患者対応不可なら休業 |
| 祝日のみ休診 | 特別営業時間で休業 | 通常営業時間は変更しない |
| 年末年始などに連続6日以内の休診 | 特別営業時間で日付指定 | 公式ヘルプは「連続して最長 6 日間の休業の場合に設定します」と説明 |
| 連続7日以上、または期間未定の休診 | 特別営業時間ではなく臨時休業マーク | 公式ヘルプは「必ずビジネス情報に臨時休業マークを付けます」と案内。再開時は通常の営業時間を設定し直す |
| 祝日も通常どおり診療する | 特別営業時間に通常と同じ時間を登録 | 公式ヘルプは「通常の営業時間と変わらなくても、念のために祝休日の営業時間を設定することをおすすめします」と推奨 |
| 完全予約制で固定の診療枠がない | 「営業時間不定」も選択肢に入れて検討 | 公式ヘルプは営業時間をプロフィールに表示したくない場合の選択肢として案内。公式サイト側で予約方法を必ず明記する |
| 夜間・救急で24時間対応できる窓口がある | 通常営業時間で「24 時間」を選択 | 実際に患者へ対応できる場合のみ。留守番電話のみの時間は含めない |
| 移転・閉院で拠点そのものが変わる | 営業時間ではなく移転/閉業の処理 | 時間だけ書き換えても住所・地図ピンの不一致は解消しない |
判断に迷うときは、検索対策として有利そうかではなく、患者に表示しても実態との矛盾がなく、第三者へ説明できるかを基準にしてください。
「詳しい営業時間」は受付時間の代わりにならない
Googleビジネスプロフィールには、通常の営業時間とは別に「詳しい営業時間(他の営業時間)」という枠があります。公式ヘルプが種別の例として挙げているのは宅配、テイクアウト、ドライブスルー、店舗受け取りなどで、医療機関の受付終了時刻や診療科別の時間を入れるための種別は案内されていません(2026年9月1日確認)。
さらに公式ヘルプは「営業時間の詳細は、通常の営業時間を設定するまで表示されません」と明記し、メインの営業時間の一部として設定する必要があるとしています。通常営業時間の外側に受付時間だけを足すような使い方はできない、と理解してください。受付終了時刻、初診の受付条件、診療科ごとの担当医の曜日といった条件は、公式サイトと予約ページで説明するほうが確実です。
迷ったときの基準は「患者が実際に対応を受けられる時間か」の一点です。
院内にスタッフがいるだけの時間、電話だけつながる時間、レセプト作業や往診で不在の時間は、通常営業時間には含めません。
5 STEPS初心者でも進められる実務の5ステップ
診療枠を曜日別に書き出す
午前・午後、曜日別、受付終了、完全予約制の枠を一覧にします。公式サイトと院内掲示のどちらが最新かも確認します。
資料:診療カレンダー/予約画面
通常と例外を分ける
毎週繰り返す時間だけを通常営業時間に残し、祝日・臨時休診・学会休診など日付限定の変更を別表にします。
分離:通常/特別
昼休みを時間帯分割で登録
午前診療の終了と午後診療の開始を別々の営業時間として登録します。昼休み中に電話だけ対応できる場合も、来院可能時間と混同しないようにします。
例:9:00–12:00、15:00–18:00
特別営業時間を先回り登録
祝日、年末年始、臨時の時間短縮を日付指定で追加します。祝日に通常どおり診療する場合も、公式は確認設定を推奨しています。
操作:プロフィールを編集 → 営業時間
第三者画面で見え方を確認
ログイン中の管理画面だけでなく、Google検索とマップで患者側の表示を確認し、公式サイト・予約ページと照合します。
確認:PC/スマホ/電話案内
入力パターン別の操作早見表
| 入力したい内容 | 操作 | 注意点 |
|---|---|---|
| 昼休みをはさむ1日 | 同じ曜日に営業時間のエントリーを2つ作る | 公式ヘルプは「営業時間の休憩時間を示すには、同じ日に異なる時間のエントリーを2つ作成します」と説明 |
| 終日休診の曜日 | その曜日を休業にする | 院内作業だけの日も休業。電話対応の有無はサイトで補足 |
| 24時間対応 | 開始時間の欄で「24 時間」を選ぶ | 実際に患者へ対応できる体制がある場合に限る |
| 祝日・臨時休診・短縮診療 | 特別営業時間で日付を指定 | 通常営業時間は書き換えない |
| 連続7日以上の休診 | 臨時休業マークを付ける | 再開時に通常営業時間を設定し直す |
| 営業時間を表示しない | 「営業時間不定」を選ぶ | 予約方法が分かる導線を必ず用意する |
保存後に編集が保留・審査中の表示になることがあります。反映されない状態が続く場合の切り分けは編集が反映されないときの確認手順に、自院で触っていないのに時間が変わっている場合はGoogleによる更新の確認と直し方に手順をまとめています。
OK / NG実務で迷いやすい境界
- 患者対応できる診療時間を登録
- 昼休みを時間帯分割
- 例外日を特別営業時間で日付指定
- 変更履歴と確認担当者を残す
- スタッフがいるだけの時間を掲載
- 祝日のたび通常営業時間を書き換える
- 受付終了と診療終了の違いを放置
- 複数サイトで異なる診療時間を掲載
完全予約制・往診中心のクリニックはどう入力するか
完全予約制でも、患者が予約枠として選べる時間帯が毎週決まっているなら、その時間を通常営業時間に入れて構いません。「予約制だから空欄」にすると、患者は開いているかどうかを判断できず、別の選択肢へ移ります。
一方、往診・訪問診療が中心で来院枠を固定できない場合や、日ごとに枠が変わる場合は、公式ヘルプが用意している「営業時間不定」を選ぶ方法もあります。ただしこれは営業時間をプロフィールに表示しない設定なので、選ぶなら公式サイトと予約ページで「いつ・どうやって予約するか」を必ず明示してください。表示しないこと自体は違反ではありませんが、患者から見た判断材料は確実に減ります。
なお、プロフィールに出る「混雑する時間帯」は営業時間の設定とは別に自動生成される項目です。仕組みと確認範囲は混雑する時間帯の表示についてで整理しています。
医療機関では、一般店舗以上に患者情報の扱いへ注意が必要です。
公開画面へ受診事実・症状・治療内容・氏名などを追加しないことを、作業者全員の共通ルールにしてください。
COMMON MISTAKESよくある失敗と直し方
来院した患者が受け付けられない時間を表示すると、体験と情報がずれます。
患者が早めに予定を立てるため、確定した例外日は先に登録します。
予約枠が毎週決まっているなら通常営業時間に入れます。枠を固定できないときだけ「営業時間不定」を検討し、サイト側で予約方法を明記します。
患者側の検索・マップ表示と電話・予約導線を必ず確認します。
公式ヘルプは連続7日以上・期間未定の休業に臨時休業マークを案内しています。一時休業の扱いも確認してください。
CHECKLIST作業前後のチェックリスト
作業前に確認
- 曜日別診療表を確定
- 受付終了時刻を確認
- 祝日・臨時休診を一覧化
- サイト・予約画面を照合
- 現状画面を保存
作業後に確認
- 検索結果の当日表示を確認
- 昼休みの表示を確認
- 祝日の表示を確認
- 電話・予約ページを確認
- 次回更新日をカレンダー登録
変更履歴は「前・後・根拠」を一組で残す
診療時間・休診日の設定を担当者の記憶だけで運用すると、数週間後に「誰が、なぜ、何を変えたか」が追えなくなります。作業日、担当者、変更前の表示、変更後の値、判断に使った公式情報、院内確認者、公開画面のURLまたはスクリーンショットを一組で保存してください。審査や表示不具合が起きたとき、元の状態へ戻すためではなく、原因を一つずつ切り分けるための記録です。
変更前後の値、操作日時、担当者、根拠、確認画面を残します。複数項目を変更した場合は項目ごとに行を分けます。
反映状態、エラーや通知、患者側での見え方、問い合わせ・予約などの行動を同じ条件で確認します。順位だけで完了判定しません。
トラブル時に作業を止める条件
保存後に再確認要求、停止、第三者による編集、住所や電話の意図しない変更、別院へのリンク、患者情報の露出などを見つけた場合は、追加編集をいったん止めます。現在の画面と通知を保存し、直前の変更と公式ガイドラインを照合してください。焦って複数箇所を連続修正すると、どの操作が審査や表示変化に関係したか分からなくなります。
関連ページも同時に確認
FAQよくある質問
昼休みは休業日に設定しますか?
受付終了が17:30、診療終了が18:00の場合は?
祝日も通常どおり診療する場合は何もしなくてよい?
変更が反映されないときは?
年末年始で10日間休診します。特別営業時間で登録できますか?
受付時間を「詳しい営業時間」に登録できますか?
夜間も電話がつながります。24時間営業にしてよいですか?
昼休みの間は電話だけ受け付けています。どう書きますか?
特別営業時間はいつまでに登録すべきですか?
SUMMARYまとめ|事実・患者目線・記録の3点で運用
設定を変えること自体を目的にせず、患者が正しい情報を見て迷わず行動できる状態をゴールにします。変更内容と確認日を残し、短期の変動だけで効果を断定しないでください。
プロフィール全体の不一致をまとめて確認しませんか?
基本情報、口コミ、写真、予約導線、公式サイトを横断し、優先順位を整理します。
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「Google に掲載するビジネス情報のガイドライン」(2026年9月1日確認)
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「特別営業時間を設定する方法」(2026年9月1日確認)
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールを編集する」(2026年9月1日確認)
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「営業時間を編集する」(2026年9月1日確認)
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「詳しい営業時間を設定する方法」(2026年9月1日確認)
本記事は一般的な運用情報であり、Googleによる表示や審査結果を保証するものではありません。
対象:日本国内のクリニックにおける一般的なGoogleビジネスプロフィール運用。個別の医療上の判断については、必ず有資格者にご確認ください。
