「多さ」より「正確さ」
主カテゴリは患者が来院する中心的な診療内容に最も近いものへ。追加カテゴリは、実際に提供し、患者向けに案内している内容だけに絞ります。
Googleビジネスプロフィールのカテゴリは、単なるキーワード入力欄ではありません。クリニックの実態をGoogleと患者の双方へ伝える基本情報です。本記事では、Google公式ルールに沿って、主カテゴリ・追加カテゴリの判断手順をクリニック向けに整理します。
- 主カテゴリ:クリニックの中心的な事業を一つで表す
- 追加カテゴリ:実際に提供し、患者向けに明示している内容だけを補足する
- カテゴリ候補:Googleが用意した一覧から選び、独自の名称は作らない
- 変更前:現在の設定を記録し、再確認を求められる可能性も見込む
最終確認日:2026年8月24日。Googleビジネスプロフィールの画面表示や選択肢は更新されることがあります。実際の管理画面とGoogle公式ヘルプも併せて確認してください。
BASICカテゴリは何のために設定するのか
Googleはカテゴリについて、ビジネスの種類を示し、顧客が正確で具体的な検索結果につながるために使われると説明しています。また、カテゴリによって利用できるプロフィール機能が変わる場合があります。
院名・所在地・電話番号、診療案内、公式サイト、患者からの評価など、プロフィール全体との整合を前提に考えます。
カテゴリだけを変更すれば必ず順位が上がる、というものではありません。まず全体像を確認したい場合は、クリニックMEOの基礎ガイドも参照してください。
PRIMARY & ADDITIONAL主カテゴリと追加カテゴリの違い
ビジネスを最もよく表す中心分類です。患者が来院する主な目的と、院名・看板・公式サイトで中心に案内する診療内容が一致するかで判断します。
判断の問い:
「何のクリニックですか?」へ一言で答えるなら何か
実際に行っている別の診療内容を補足する分類です。独立した診療内容として患者に案内し、予約または受診できるかで判断します。
判断の問い:
その内容を指定して、実際に継続して受診できるか
Googleの公式ガイドラインは、できるだけ少ない数で、中心事業を具体的に表すカテゴリを選ぶよう案内しています。検査・設備・個別メニューを一つずつ追加するのではなく、「この施設は何をする事業者か」を表すことが重要です。
5 STEPSクリニックのカテゴリを決める5ステップ
現在の診療実態を書き出す
標榜している診療科、実際に予約を受け付けている診療内容、診療時間、院内掲示、公式サイトの診療案内を並べます。将来始めたい内容や、例外的にだけ対応する内容はいったん外します。
見る場所:公式サイト/予約画面/院内掲示
患者が来院する中心的な目的を一つ決める
売上構成だけで決めず、患者への案内実態を確認します。「何のクリニックですか」と聞かれたとき、受付・看板・公式サイトが同じ一言を返せる表現が主カテゴリの起点です。
基準:患者から見た中心事業
管理画面に表示される候補を比較する
カテゴリ名は自由入力ではありません。管理画面の候補から、実態を最も具体的に表すものを選びます。完全一致がない場合は、誤解のない一般的な候補を選びます。
注意:古いカテゴリ一覧をそのまま使わない
公式サイトと説明が一致するか確認する
主カテゴリに対応する診療内容、担当医、診療時間、予約方法がサイトから見つかるかを確認します。情報がない場合は、カテゴリ変更より先に患者向け情報を整えます。
一致させる:プロフィール/サイト/院内表示
追加カテゴリを必要最小限にする
現在継続して提供している、患者が指定して受診できる、公式サイトや院内表示で確認できる。この三つをすべて満たすものだけを追加します。
目的:数を増やすことではなく実態を補足すること
DECISION TABLE施設形態ごとの判断例
| 施設の状態 | カテゴリの考え方 | 注意点 |
|---|---|---|
| 一つの診療領域が中心 | 中心領域に最も近い具体的な候補を主カテゴリにする | 検査や個別施術まで大量に追加しない |
| 複数の診療科を案内 | 施設全体を最もよく表す候補を主カテゴリにし、明確な別領域だけを追加する | 診療実態、受付時間、サイトの案内と一致させる |
| 同一住所で独立診療する医師・部門がある | 部門・個人開業者向けルールを確認し、独立プロフィールの要件を先に判定する | カテゴリを増やす目的で重複プロフィールを作らない |
| 新しい診療内容を開始した直後 | 予約・サイト・院内案内など、患者受け入れ態勢を整えてから追加を判断する | 予告段階の内容を実施中として扱わない |
追加してよいか迷ったときの3条件
- 現在、継続的に提供している
- 患者が内容を指定して受診・予約できる
- 公式サイトや院内表示で確認できる
- 将来導入する予定にすぎない
- 相談時に例外的にだけ対応する
- サイトや予約画面に案内がない
COMMON MISTAKESよくある失敗5つ
カテゴリはサービス一覧ではありません。個別メニューはサービス欄や公式サイトで説明します。
実態より検索語を優先すると、患者の期待と案内内容がずれます。
管理画面に、診療実態をより正確に示す具体的な候補がないか確認します。
プロフィールだけ更新せず、診療案内・予約ページ・院内表示との整合を確認します。
問題が起きた際に原因を切り分けにくくなります。変更日と内容を記録します。
HOW TO EDITカテゴリの変更手順
オーナー確認済みのアカウントでビジネスプロフィールを開き、主カテゴリまたは追加カテゴリを編集して保存します。画面名称は端末や更新状況で異なる場合があるため、最新手順はGoogle公式「ビジネスカテゴリを管理する」で確認してください。
カテゴリの追加・編集後、ビジネス情報の再確認を求められる場合があります。
現在の設定を記録し、確認に対応できる担当者がいる時間帯に作業してください。
CHECKLIST変更前後のチェックリスト
変更前に確認
- 現在の主・追加カテゴリを画面保存
- 診療実態と公式サイトの記載を照合
- 院名・住所・電話番号の誤りも確認
- 変更理由と実施日を記録
- 再確認に対応できる担当者を決める
変更後に確認
- プロフィールへ反映されたか確認
- 検索・マップ上の表示に異常がないか確認
- 電話・予約・経路などの指標を定点記録
- 短期間に何度もカテゴリを変更しない
- 表示不具合時は変更記録から切り分ける
変更前後の数値は、少なくとも同じ曜日構成で比較します。ただし、季節性、休診日、競合、口コミ、サイト更新なども影響するため、カテゴリ変更だけを原因と断定しないでください。
再確認や表示不具合が起きたとき
再確認を求められた場合は、案内された公式手順に従います。焦って院名・住所・カテゴリを繰り返し編集すると、状況の把握が難しくなります。
確認の順番を整理したGoogleマップに表示されないときの確認手順をご覧ください。
変更を繰り返す前に、プロフィール停止時の対応手順をご確認ください。
FAQカテゴリ選びのよくある質問
主カテゴリは複数設定できますか?
追加カテゴリは多いほど検索に有利ですか?
希望するカテゴリが候補にない場合はどうしますか?
カテゴリを変更すれば、すぐに順位は上がりますか?
診療科を新設したら、すぐ追加してもよいですか?
SUMMARYまとめ|迷ったら「患者への約束」で判断
迷ったら、「そのカテゴリを見て来院した患者に、説明どおりの診療を継続して提供できるか」で判断します。
この二つを守ると、検索対策のための過剰設定ではなく、患者にとって分かりやすいプロフィールになります。
カテゴリだけでなく、プロフィール全体を一度整理しませんか?
基本情報・診療案内・口コミ・公式サイトまで確認し、優先順位を分かりやすく整理します。
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネスカテゴリを管理する」(2026年8月24日確認)
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「Google に掲載するローカル ビジネス情報のガイドライン」(2026年8月24日確認)
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネスプロフィールを編集する」(2026年8月24日確認)
本記事は一般的な運用情報であり、Googleによる表示や審査結果を保証するものではありません。
